皇帝＠妖精帝国軍の超巨大戦艦です。
ダーインスレイブ級はスーパー級の後継として建造された巨大戦艦であり前級の運用で得られたノウハウ、そして小型デスキャノンの技術を投じられました。
帝国の国力の衰退などの影響もあり規模は前級より縮小され全長は２０ｋｍ規模となっていますが、戦闘能力は前級のそれに匹敵、また超えるレベルを維持しています。
ダーインスレイブ級はエイリアン同盟と帝国の対立を受けての軍備拡張計画に伴って計画されました。この計画ではナイトメア級バトルシップの建造数の大幅増加や進行中の新型航空機の開発の加速、戦車の新規調達数の増加など様々な分野において戦力の増強が決定されました。
これらの計画に基づいて帝国軍の戦力が大幅に増強されそしてエイリアン戦争の戦局を帝国有利に傾くのはエイリアン戦争中期以降になります。
ダーインスレイブ級はその中でも特に末期に完成した帝国宇宙軍の切り札でした。
当初は帝国軍の国力衰退もあってこの規模の戦艦を建造するのは困難だとして既存のスーパー級を改修してデスキャノン搭載のスーパーⅢ級とする案も出されていましたが、スーパー級の改修にしてもその工事自体が非常に大規模であり莫大な予算が必要であり、ならば新型艦を新規建造した方が良いだろうと考えられダーインスレイブ級の開発がスタートしました。
ダーインスレイブ級はエイリアン戦争中期にその設計図が完成し末期に１番艦＜ダーインスレイブ＞が完成しています。ダーインスレイブはスーパー級バトルシップの１４番艦であり初めて小型デスキャノンが採用された艦の艦名に因んでいます。
スーパー級では無理やり載せた小型デスキャノンはその構造上かなり無理もありましたが、ダーインスレイブ級においてはこの艦専用に最適化された小型デスキャノンが搭載されておりその使い勝手は非常に向上しました。勿論、改良によって火力や照準性能、連射性能なども向上しています。
通常兵装も搭載数は艦の規模の減少によって減っているものの改良によりその火力はスーパー級と同等以上となっており戦闘能力は決して引けをとりません。
基地機能の面も格納庫面積の減少や艦載機の大型化などによって航空機の搭載数は減っているものの航空機の性能の向上や帝国全盛期と比べて改善された航空ドクトリンによってその戦闘能力は大幅に向上しています。
建造コストと維持コストの圧縮も為されており、艦の規模縮小やシステムの自動化による必要人員の削減などの工夫が施されました。
とはいえ・・・それにしても巨大戦艦であるダーインスレイヴ級は極めて高価な兵器になりました。開発段階で何度か計画中止になりかけています。ダーインスレイヴ級は生まれる間もなく死に掛けたその状況から救ったのはアーレマストニ戦でした。アーレマストニ戦ではベック提督のスーパー級バトルシップが同惑星において徹底的死守を行いました。これによりエイリアン軍の主力艦隊をアーレマストニに張り付ける事で彼らの帝国領侵入を遅らせる事に成功しました。この戦いではエイリアン軍の大艦隊によって凄まじい総攻撃に晒されたスーパー級でしたが、その際にそれらの攻撃に長期に渡って耐え続けました。アーレマストニ戦では撤退が許されず、また友軍の増援も期待できない中で単艦でエイリアン軍の総攻撃に立ち向かいました。それでもなお長い期間に渡って防衛戦を展開したスーパー級は友軍の援護があればそれはすなわちほぼ撃沈不可能な艦であると言えます。
この戦いで帝国軍はスーパー級の超大型戦艦の有用性を再認識する事になります。
エイリアン戦争末期に完成したダーインスレイブ級でしたが登場は遅すぎました。ほとんど活躍の機会がないままに戦争が終結したためです。
しかしエイリアン戦争終結後もエイリアン同盟の分裂と内戦、また銀河連邦も分裂と内戦に突入し、特に連邦は過激な右翼勢力の国家として再編されたため銀河にはまだまだ争いは絶えそうになくダーインスレイブ級の出番はありそうです。果たしてそれは残念と言うべきなのか幸いと言うべきなのかは定かではありませんが。
ちなみに前級ではスーパーという名は艦級そのものでしたが、本級のスーパーバトルシップは前級に準ずる超大型戦艦の区分の名称になりました。
余談ですが、スーパー級にもこのダーインスレイブ級にも一応艦橋が付いてますが、これは補助的に設けられているものであり、戦闘指揮所となる中央司令室は艦内に設けられています。基本的に艦橋は目視による周囲の監視や操艦が主たる機能です。ちなみに操艦機能についても司令室にも備えられているため、某映画のように戦闘機が艦橋に突っ込んだら一瞬でコントロール不能なるってことはありません。それから基本的に指揮官は中央司令室で戦闘指揮を執るという事にはなっていますが艦橋でも行う事は可能です。
・スペック
全長：20km
武装：
大型全方位レーザーユニット
通常型全方位レーザーユニット
120cm連装マグナムレーザー
40cm連装重シップレーザー
40cm連装重イオンキャノン
12cm連装レーザーキャノン
4cm連装ビームキャノン
4連装多目的ミサイル発射管
牽引ビーム照射機
など
搭載：
艦載機 約1000機程度(通常時)
艦載機 約2000機以上(最大搭載時)
バトルシップ1隻 軍事輸送艦40隻以上(内部収容)
その他宇宙船多数
複数の艦艇を外部に接岸可能
エンジン：
巨大核融合炉×3
補助核融合炉×4
2015-02-14 05:23:07 +0000