【ただ一つの】キラ・ルーナエ【第3期】

なと
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「悲しみは、全て背負うから」

◆ただ一つのillust/44307098

◆キラ・ルーナエ 
 父親:リュウサ・ルーナエさんillust/47901788
 母親:トワコillust/47966857
「両親のことは尊敬しているわ。2人とも、立派に戦った人達だった。2人から貰った力を誇りにも思う。でも、もっと生きてほしかった・・・。」
 妹:サコウ・ルーナエちゃんillust/48620236
「サコウ!あんたまた休んでないわね!ちゃんとご飯食べなさい!」
「日に日に母さんに似ていくの・・・あの子はもうたくさん背負ってる。だからあの子に、あたしの死まで背負わせたりしない。」

◆Main・戦力ステータス:55/Sub・生命力ステータス:11/Sub・運ステータス:4(合計70)
母親が匠の部隊のため、ボーナスステータスを使用しております。

◆作品ID【48714816】末尾数字【6】

◆skill
【魂紡創翅】自らの魂より糸を紡ぐ。魂の色を帯びた糸はこの世に二つと無い輝きを放つ。キラの糸は戦闘用に特化し、細くとも普通の刃では断ち切れないほどの強度を誇る。色は紫色。
【突風】風を巻き起こす。主に敵の足止めや仲間のサポートに使用。
【蛇炎の舞】炎を操る呪術と糸を用いた攻撃術。炎を纏った蛇を模した糸で攻撃する。が、大幅に命を削るため滅多に使わない。炎の呪術を使う程、体に蛇の鱗のようなものが生えていく。

◆火蛇の血を引く父と、紡翅の民の母との間に生まれた娘。幼い頃に両親を亡くした彼女は、自身の悲しみ、周囲の嘆きより、生きる事に固執する。
生前父が所属していた風の部隊に所属するが、自らの命を省みないことは決してせず、自身の、仲間の命を最優先に行動する。明るく面倒見もよいが、良くも悪くも自身の考えを貫くため衝突することも少なくないよう。妹のことを特に気にかけており、無理はさせたくないが、記憶の中の、誇り高い母の姿と重なり強くいう事もできないでいる。

少しでも長い時を、かけがえのない存在と共に在る事。それだけが彼女の望み。
だが、定められた時から逃れられない事も理解している。
理解しながらも、彼女は今日も紡ぎ続ける。
共に在るための、未来を。
 
・両親と同様に寿命は短く、50より長く生きる事はない。
・角の先、渦巻き状のものは残りの寿命を表しており、徐々に輝きを失う。
・角と耳に触られるのを嫌がる。呪詛による鱗のことはあまり気にしていない。
・羽根が生えているが飛ぶための筋力は無く、風に乗って少しの間滑空するのがやっと。

◆素敵な旦那様に巡り会えました…!
カノープス・アステールさん【illust/48820999
「ちょっと!何でそんなに無防備なのよ!ここは戦場よ!もっと周りを……っ!話は後よ!先ずはここを切り抜けるわ、戦わないのなら後ろに居て!絶対に離れないで!」
「……顔も覚えていない両親との、家族との時間を、妹は「楽しかった」って言ってるの。大切な人との時って、それくらい大事なものよ!貴方にだって家族は居るんでしょう!?貴方が死んで、悲しむ人がいるんでしょう!?どうして、もっと生きてる時間を大切にしないの!?……あたしは、心底貴方が羨ましいのに……。」
「…この前のこと、言い過ぎたとは思うけど、謝りはしない。……全部、あたしの本心だから。でも、もう無意味に羨んだりしないわ。だって、あたしが貴方より長生きして、ずっと側に居ればいい話しだもの!
この前みたいにあたしを守ろうとして無茶なんてさせない、ずっと、見張ってあげるから!覚悟しなさい!カノープス!」


「ごめんなさい。貴方にこそ、背負わせるべきではない。分かっているの、全部、分かってる。…それでも、この寂しい人の側を、離れたくないの…。ごめんなさい、これはあたしのわがまま。叶えられるはずないことまで口走って、本当に馬鹿よね…。カノープス、いつか貴方を置いていくあたしのことを許さなくてもいい。あぁ、でも、お願い。今だけは、今だけは……。」


無事元気な双子を授かり家族と共に過ごし、十の季節が巡った頃、それは唐突にやってきた。
暗い風、黒い雷、吹き荒れる死を呼ぶ嵐。
家族を守らんと広げたその翼は、虚空を舞い、黒き矢に射抜かれ、やがて、地に堕ちた。

「はぁ・・・はは、あんな大見栄切ったくせに、この様か・・・・・・。悔しいなぁ・・・ああ、悔しい・・・。ねぇ、カノープス・・・あたし、貴方と、子供たちと、生きてて、ね・・・本当に、本当に幸せだったの・・・・・・でもっ、だからこそ、悔しくて仕方がないのっ・・・!最期くらい・・・安らかな気持ちで、いたかったけど、さ・・・・・・。
あはは・・・ごめん、こんな、恨み言みたいなの・・・ばっかで・・・。でも、本当に、幸せだった・・・あり、がとう・・・カノープス・・・・・・妹と・・・こどもたち、を・・・・・・・」

誰かをこんな風に愛するなんて思わなかったよ。きっと一人でひっそり、誰にも知られないように死ぬんだと思ってたのに、こんなに大きな心残りができるなんて、ね。
もっと一緒に居たかった。悔しくて堪らない。でも早々にこっちに来るのは許さないわよ!
ずっと、ずっと見守ってるよ。だからどうか、あたしたちの宝を、お願いね。
あたしの、一番愛しい人

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2015-02-12 16:07:56 +0000