皇帝＠妖精エイリアン軍の防空駆逐艦です。
ザウバア級はサダーカ級駆逐艦の姉妹艦であり、ベースの船体は同じものを使用しています。
サダーカ級が対艦戦闘を主眼に置いた設計であるのに対してザウバア級では対空戦闘を主眼において設計され、対空戦用のレーザーキャノンが多数搭載されました。
ザウバア級は量産型駆逐艦として、エイリアン軍艦隊の防空の要となるはずでしたが、実際は思ったような能力は発揮できずエイリアン戦争中においては帝国軍の航空攻撃に対して常に劣勢でした。
ザウバア級は電子機器全般があまりに貧弱であり、対空レーダーや照準機の性能不足が目立ちました。そのため26基も備えた対空レーザーキャノンはその能力を十分に発揮する事が難しいものとなっていました。
対空ミサイルも初期の艦では赤外線誘導方式のミサイルとなっており、これは射程の短さによりカバーできる範囲が限られてしまいました。後期型ではレーダー誘導方式になりミサイルの射程も伸びたものの、防空能力は決して十分と言えるものではありませんでした。
姉妹艦のサダーカ級と同様にザウバア級はエイリアン戦争中の度重なる改良によってレーダーや照準機器などの性能向上が進められましたが、帝国軍の航空機の発展にはとても追いつけませんでした。しかし安価で量産しやすいザウバア級はエイリアン戦争を通して量産が続けられました。
ザウバア級は自衛用に30cm砲を搭載していますが、装備されていない艦も多数存在していたようです。その代わり追加のシールドを装備したり、追加の対空火器や電子機器、さらには30cm砲撤去で空いたスペースに物資を搭載して小型高速輸送船として運用された艦も・・・
スペック
全長：162m
武装：
30cm連装シップレーザー砲塔×1
7.5cm連装レーザーキャノン砲塔×26
4連装対空ミサイル発射管×6
4cm連装ビームキャノン砲塔×6
など
搭載：
なし
エンジン：
核融合炉×1
2015-01-30 12:30:39 +0000