粒子反応エンジン・粒子ジェットエンジン

皇帝@妖精

一部の高性能型航空機に採用される事が多いタイプのエンジンです。一部では艦船においても利用されます。別名「粒子ジェットエンジン」とも。
宇宙空間に浮かぶ暗黒物質の1つ(通称:宇宙酸素)と特殊燃料を反応させて推進力を得るエンジンです。構造が複雑で高価ですが反重力エンジンやイオンエンジンと比べるとエネルギー効率が高く低燃費で高い出力を得る事ができます。粒子エンジン搭載機は宇宙空間から宇宙酸素を取り入れるためにインテークを備えた機体になります。
粒子エンジンは反重力エンジンやイオンエンジンと比べると反応炉を余熱しないと使えないため始動性が悪く、エンジンの始動から実際に使用できるようになるまで時間がかかります。

先述のように、開発と製造、そして運用するには高度な技術力が必要で、高性能粒子エンジンを搭載した機体を満足に運用できる勢力はあまり多くはありません。
エンジンの反応炉は超高温になるため、それに耐えうる耐熱素材の技術、多くの場合その製造には希少資源となるレアメタルが必要となる場合も多いです。イオンエンジンや反重力エンジンと比較して部品の点数も多く、また高速で可動する部品も多い事から消耗も激しいです。それに加えて厄介なのは反応炉の制御であり、適切な燃料流量を調整しなければ正常な連続的反応を維持できずエンジンが停止したり、異常反応によって高温になった反応炉が溶けて瞬時に破損する危険性があります。

全盛期の帝国軍においても、粒子エンジンの高いコストやデリケートさを嫌って安価な反重力エンジンを採用していたりします。
エイリアン戦争においては、エイリアン同盟軍はVagシリーズの航空機に粒子エンジンを採用していましたが、当時のエイリアン軍は開発者はそれなりに優秀でしたが、資源不足や部品加工・製造技術の不足、また粒子エンジンに精通していない整備士が多かった事からトラブルが続出しなかなか満足に運用できませんでした。

画像はとある戦闘機用粒子エンジンの試験風景。

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2015-01-23 03:49:29 +0000