⚫︎サイズ:B3
⚫︎画材:アクリル絵具、ペン、色鉛筆、パステル
⚫︎支持体:木製パネル、ケント紙
⚫︎制作年:2013年
⚫︎作品詳細・コンセプト/テーマ
大学3年時、私が所属するアートサークルの大学祭展示のために描いた作品。
その展示のタイトルが「空想映画展」で、映画をテーマにした展示であった。映画がテーマと言っても、映像作品は殆ど存在せず、メンバーそれぞれが、頭の中で思い描いた映画のワンシーンやポスター、パッケージなど、主に平面の絵画やイラストなどの作品を展示した。
この展示は3つの部屋で構成されており、1つ目の部屋の映画のタイトルが、「あのボタン」で、部屋のインスタレーションテーマが「白黒」であったため、私が描いた「あのボタン」は白黒を基調とした色合いとなっている。
また、この空想上の映画のジャンルはランダムに割り当てられたもので、自ら選んだものではない。映画のジャンルは、アクション、ホラー、ミステリー、ミュージカル、サスペンス、パニック、モンスターなど多岐にわたり、メンバーそれぞれが同じテーマの中で、全く別のジャンルの映画を想像し、制作した。
因に、他の2つの部屋の映画タイトルは「BOX」と「3305」。私はこの展示のために「BOX」も制作した。
この作品のテーマは、まとめると以下のようになる。
●空想映画タイトル「あのボタン」
●映画ジャンル「ファンタジー」
●展示空間のインスタレーションテーマ「白黒」
この絵で心がけた創意工夫
●白黒とは言え、ペンによって色味が異なるため、複数のペンを用いた
●ペンだけでは出せない光の描写をパステルで表現
●花びらのような柔らかさをより再現するために色鉛筆で馴染ませる
●ペンでは表現し難い、空の微妙な色合いや水の透明感を出すためにアクリル絵具を使用
2015-01-14 02:59:01 +0000