自戒の先に揺らぐモノ。形容詞にして、希望も添えよう。さあ・・・。

獄情!!めたボメ師団長

「目的が手段に変わる。涙は其の後で良い。君は忘れて仕舞うかもな・・・。」・・・さて昨年の内に描こうと念じつつも描けずに過ぎて仕舞った1枚で御座いますが、水玉螢之丞女史顕彰画とさせて戴きたく存じます。恐らく世間一般の認知度としては必ずしも高名と云う訳でも御座るまいが、社会全体が如何に把握して居るか等と云う寝言には然程の価値も無い。社会に於いて知られて居ようが、居まいが、矢張り筆者にとって好きな作品に関わった御方の事績は、歴史の影には沈め難く、拙い乍らも自らの筆にて顕彰致す事で供養に代えたく存じます。其れにしても享年55とは、必ずしも若くは無い代わりに高齢者と云う訳でも無い。いや、如何に文明が高度に発達して居る等と云っても、未だに人類は肺癌を克服出来ぬ侭で御座いますわ。果たして「外なる図書館」には、其の解明方法が存在して居るのだろうか?さて不意に思わば、TV版の放映開始は一昨年の睦月からで御座いましたから丁度2年前と成りましょう哉?有限会社Armsにて制作された番組で御座いましたが充分、記憶にも新しかろうかと存じます。然し乍ら、かの壮大な物語を1クールにて収めようとする試みは些か、いや大いに無謀で在ったわ。あれ程の素晴らしきストーリーを1年以上掛けて、じっくりと丹念に御茶の間に送り出す事が適わぬのが、昨今のアニメ業界と云うモノの現状で在ろうよ。いや同じく橙乃ままれ先生に依る原作の番組で在る「ログ・ホライズン」は期せずして現在、第2期目の第2クール目が放映中です。まあ併せて4クール、1年分の枠が確定して居るが、此の差異は果たして何処に起因して居るのやら?答えは地平線の彼方にでも在るのだろうか?まあ、あの[日本放送協会]とやら称する組織は、受信料を強制的に徴収して居らっしゃる故に予算等も潤沢なので在ろうよ?どうやら「放送法」とやらを後ろ盾にして居るらしいが、双方の合意が無き契約なんぞは一方的な搾取よ。そして其の卑劣な振る舞いを正当化させて居るのが法権力と云うもので在る。いや古来より、権力者側の思惑を反映させて居らぬ法律等は皆無やも知れぬがな。然れど合法ならば何にもかもが許されると云う訳でも無いさ。だが其の許されざる行為が罷り通って居るのが現実社会で在る。無念だが「公共放送」とやらの皮を被った「合法的な悪」が幅を利かせて居るのが浮世の真実なのさ。まあ実際、語学等、教育系の非営利っぽい番組を放送して、何やら「公共の福祉の為」とか御題目を唱えて居る様だが、話に由れば、関連テキスト等の売り上げは好調の様で、其れが莫大な収益を齎して居ると云う。然う、8年程以前には日本放送協会の関連団体の有する余剰金とやらが886億円以上有ったと云う事件も明るみに出た様だが、所詮は氷山の一角に過ぎず、恐らく現在も似た様な事が進行して居るで在ろう?何やら「特殊法人」とか云う名目の許、当り前の様に法人税も免除されて居り、余剰利益の類いは総取りと成るとの事らしい。何とも非道いものだ。其の様な組織に所属して居る輩が、どの様な行動をするか等と云う事は火を見るよりも明らかで在ろうよ?はて、10年位以前の出来事でしたでしょうか?[日本放送協会]とやらのプロデューサーが製作費を不正に支出した事件が白日の下に晒されて、社会問題へと発展したのは!其の後も彼等や彼女達は一方的な搾取を続け、悠々と私腹を肥やして居らっしゃる様で御座いますわ。例えば7年前の平成20(2008)年1月には職員達のインサイダー取引が露見。近年では一昨年の10月に[日本放送協会]の放送技術研究所とやらの主任研究員とか云う肩書を持つ職員が、数百万円の架空発注をして、更に百数十万円の物品を我が物にする等の事件が発生して居る。此の手の事件は、今後も止む筈の無い事は確実だろうが、発覚するか否かは神のみぞ知る・・・か?いやいや神にすら判らぬ事で在ろうとも魔王様ならば御見通しかもね?ふむ些か話も飛んだやも知れぬが、まあ其の辺りは、いつもの事で在ろう哉?いや、或いは「僕は飛べ無いさ。分け合えるなんて甘えだろう?」と云った処かもね?いづれにせよ、此の「まおゆう」と云う番組に充分なシリーズ構成が成されて居たのならば、アニメ史上に燦然と輝く名作として語り継がれて居たやも知れませぬわ・・・?だが、まあ脚本を担当された荒川稔久氏は寧ろ、限り有る状況下に於いて良く奮闘されたと推察されましょう?余裕の在る放映期間を確保する件は、矢張りプロデューサー達の役割かと拝察致しますが、現状の厳しさを鑑みれば妥当な線やも知れませぬ。然れど、現状に甘んじる事に慣れて仕舞えば、挑戦する気持ちを喪失し、向後の発展も覚束無く為ろう。即ち「自らの手で運命を掴め無い者は虫」と云う事で在ろうよ。番組制作は簡単な話では無かろうが、原作の良さを活かすには、其れに見合った話数も必要で在ろうよ。まあ其れでも矢張り理想通りには往くまいよ。然れど、いや、だからこそ理想を語らねば成らぬのでは無かろう哉?理想を語らばこそ、勇者は魔王と「丘の向こう」を目指そうとしたのでは無いのかね?いや案外と現実社会に於いても、現実に即したモノの考え方をした方が、より悲惨な結果を招くなんて事も在るんじゃ無いのかね?確かに世の中、理想のみでも廻るまいが、理想と現実を両輪の如く回転させればバランス良く廻るやも知れぬわ。さて、ふと思いますれば、原作は元来、何でも「板」とやらに即興で書かれた投稿作品だったと云う。いや筆者は所謂「2ちゃんねる」とやらに関しては、名称を存じて居る程度で実態は不詳。若しかしたら何かの弾みで然うとは気附かぬ侭に通り過ぎて居た事も在ったやも知れませぬが、いづれにせよ門外漢と云えよう。故に「スレッド」とやらも余り存じませぬが、ともあれ話に由れば、此の作品が世に現われたのは平成21(2009)年9月頃と云いますから既に5年以上前と成りましょう哉?執筆は同年11月迄、続いたらしく、其の翌年の12月にはエンターブレイン社から出版されたと云いますから随分とスピーディーな展開かと存じます。此の辺りも実に現代の発達した情報化社会を象徴して居る気が致しますわ。此のエンターブレインと云う企業は、どうやら嘗てはアスキーの一部門で在ったらしいが、平成19(2007)年頃から徐々に角川グループの傘下に吸収されて往ったと云う。詳細は存じませぬが、有為転変の世の中で御座いますわ。さて刊行に際して中心と成られたのが、ゲームデザイナーの桝田省治氏と云う方の様です。ハドソンの「天外魔境」シリーズ等を担当されたとの事ですが、仲々に目利きで居らっしゃる様です。さて書籍版は平成24(2012)年1月21日に全5巻で完結するも同年6月にアニメ化が公表され、半年後の放映に至った件は周知の事かと存じます。其れに相前後して角川書店のみ成らず、秋田書店や講談社等、各社から漫画版が発刊され、更には小説の外伝等も在り、実に多岐に亘って展開して居ります。一方で書籍化とは別に、嘗ての投稿がファンに依って、纏められたサイト等も在るとの事で、其れが大いに注目を集めたとの事です。然うした無名の人達から無数の支持が寄せられた事こそが、此の作品が無上の人気作で在る事を立証して居よう。更なる映像化は、果たして?

#Maoyu#Mao (Maoyu)

2015-01-08 07:09:58 +0000