【ただ一つの】リゼ【第2期】


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「私が笑うと、皆引きつった顔をするんです。それはどうしてでしょうか?
・・・じゃあ試しに笑ってみますね。
・・・あ~・・・やっぱりですね・・・」

「フィモは災厄で怪我していた所を見つけたんです。
脚を失って痛かったはずなのに、鳴く事もなくずっと耐えてて。
私にはそれがとてもかっこよく見えました。
今は私の大事な相棒であり友達であり、ヒーローでもあります。
ただ・・・最近ちょっと太った・・?」

「兄さん、私の腕とフィモの足の整備して下さい。
え・・ご飯奢ってくれるんですか?
やったねどんどんぱふぱふー
無表情で言う台詞じゃない?そうですね、はい。」

◆名前:リゼ(女/18歳/160cm)

◆所属:匠の部隊

◆ステータス
Main:10【(父4+母3)+3】
Sub生命力:10【(父4+母3)+3】
Sub運:10【(父2+母4)+4】 (合計30ポイント)

◆id:47986377 末尾:7

◆スキル

・超視力:顔の右側(右目)が機械のため、視力を自在に変えられる。

・警備:見回り。

・銃射撃:百発百中。

半機械の父と元気に騒がしい母との間に生まれた女性。
父の血の影響で、右手と右目が機械化している。
元気な母を見て育ったのと、アンドロイドの影響で顔に表情が出にくく、誤解されがち。
笑う事が苦手で、笑うと悪役の笑い顔になって子供達を怯えさせている。
けど本人真面目。
食べる事が大好きで、食べ物屋さんの片隅のテーブルに山盛りの食べ物を乗せて、
無言&無表情でもぐもぐしてる姿が見られる(本人は幸せ)
相棒は犬のフィモ。
怪我をして死に掛けていた所を拾い、兄のアインに義足をつけてもらった。
フィモのポシェットには弾丸や兄用の岩塩がみっちり。
フィモの義足と共に、よく兄に機械の腕の整備を頼んでいる。(ご飯を奢って貰ってもいる)
銃の腕は父似でぴか一。
目標は父!
父が設立した自警団【プチクラージュ】【novel/4681540】に所属しており、
街などを見回りしています。
団員募集中!
国や街、人や物を守りたい。
そんな方ならどなたでも大歓迎!

父:ミゼン【illust/47345589
「父さん、また一緒に撃つ練習しましょう。負けた方が兄さんにご飯おごられに行きましょうか。
・・・人聞きの悪い事言わないで下さい。」

母:ココ【illust/47379122
「母さんはもういい年なんだから、父さんと手繋いだからって顔真っ赤にしないで下さい。
見てるこっちが恥ずかしいです・・・ちょっと羨ましい・・」

兄:アイン【illust/47892078
「兄さん、また遊びに来ました。ご飯食べに行きましょうよ。」

◆婚姻&既知関係について

相性重視で、id所属種族関係無しにお気軽にっ。
メッセージは即日~2日程でお返事させていただきます。
3日以上経っても反応無い時は、
お手数ですがもう一度お願いします。
不備等もありましたらご一報お願いしますっ

守ってくれる旦那様!
ネーロ・ナコットシアールさん【illust/47978351

その人は厄災との戦いの場でのヒーローでした。
誰かが怪我を負いそうになると真っ先に駆けつけては自分が傷を負う。
飛び散る血、痛みに歪む顔。
けど傷は一瞬で治ってしまいます。
いくら早く治ってしまっても、怪我は痛いし、苦しい。
守れて良かったと笑う彼。

じゃあ誰がその人を守るの…?

彼を厄災と戦う場所で見つけると、なるべく怪我をさせないよう銃でこっそりと遠くから援護していました。
私だって守りたいという気持ちは一緒だったから。

戦いの小休憩を挟んでいると、キョロキョロ辺りを見回している彼を見つけました。
私と目線が合うと、駆け寄ってくる。
あー、援護してたのばれてたんですね…。

「いえ、気にしないで下さい。
…貴方は充分人を守ってると思います。
私から見たらヒーローみたいにかっこよくて。
だから気に…へ、ぁ、握手…?」

差し出される右手に裏返る私の声。
右手で握手って事は、私の機械の腕と…?
私にとっては大事な右手。
けど人にとってはただの機械で、質感も何もかも違います。
躊躇していると右手をぎゅっと握られました。

「あ…リゼと言います!ネーロさんって言うんですね。
あのあの、冷たくないですか大丈夫ですか!
いつも兄にフィモの足と一緒に整備して貰ってて、あ、フィモって言うのは私の犬で…!
えっと、あの、今度ご飯食べに行きませんか!?」

手を握られ、大パニックになって変な事を口走る私。
普段は無表情だ何考えてるかわからないとよく言われてますが、
こんな時だけ母親の血を引いてるんだなぁと実感します。
何だか笑われてるし…
もしかしてこれはデートのお誘いをしてしまったんでしょうか…。

行き着けのご飯屋さんにて彼…ネーロさんの目の前に山盛りの料理が並べられました。
何だか少し引きつってる感じがします。

「遠慮せず食べて下さい。私の奢りですから。」

自分的に最高の笑顔。
ネーロさんは更に引きつりました。
理想と現実のギャップは厳しいですね。
食べ終わるまで帰しませんでした。

ネーロさんとはそれから顔を合わせるたびに言葉を交わし、戦いの場では守り守られ…
けどやっぱりネーロさんが傷だらけになるのは悲しかった。
大丈夫だよと笑ってくれる顔が大好きになってて。
どうしたら彼を守れるのだろう?

「私、ネーロさんの事が好きです。
大好きです。
ネーロさんが傷つくの見るのが悲しくて辛いです。
だからこれからずっと私に守らせて下さい。」

思わず放ってしまった言葉に自分でびっくりする。
守りたいという思いが強い彼に言う言葉ではないかもしれない。
けどそれでも言わずにいられませんでした。
…あれ?ネーロさん顔真っ赤…?
頭の中でさっきの言葉を思い出す。
もしかしてこれは告白になるのでしょうか…。

「いえ、あの、その、違っ…
違わなくはないんですが!
こう、守ったり守られたりな背中合わせな関係が素敵だなって…っ
…えっと…また時々ご飯一緒に食べたり、手…繋いでくれたら嬉しいです…」

パニックを起こしてペラペラ喋る私の言葉尻がどんどん小さくなっていく。
無表情で不器用で、ネーロさんが守りたいって思うような女の子じゃないかもしれないけど、
私の想い、届くといいな…。


◆企画元:ただ一つの
illust/44307098

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2015-01-04 07:42:59 +0000