エイリアン軍戦艦です。
カダル級はエイリアン軍初の国産戦艦であり、エイリアン戦争期においてはマラーク・モルサル級と並んでエイリアン軍の代表的な戦艦です。
120cm砲を主砲としそこそこの装甲と機動力を備えています。構造はかなり単純化されており生産性に配慮されている一方で初の国産戦艦ということもあり初期には多くのトラブルに悩まされ、また戦闘能力面でも帝国軍や連邦軍の戦艦に対してかなり劣勢でした。
エイリアン戦争が始まる頃には幾度にも渡る改良によって実戦に耐えうる信頼性を確保しており、後継となる新型戦艦が登場した後もエイリアン軍の国力的にそれらの艦の生産ラインを十分に構築する事ができなかったり、また大きなトラブルを複数抱えていた事から性能面に不安があれど信頼性には勝っていたカダル級の量産体制は維持されました。
エイリアン戦争終結後もエイリアン軍の主力戦艦として生産体制が維持され、終戦後に発生したエイリアン同盟内戦においても活躍しました。
カダル級は
novel/series/460070
エイリアン戦争時代を描いたこのシリーズにも登場しており、小説内では艦級には触れられていないものの、マラーク・モルサル級と明言されてない艦は大抵このカダル級です。
大体の場合帝国軍の戦艦との砲撃戦でボコボコ沈んでおり、作中ではやられ役としてだいぶ定着・・・w
帝国軍のエンジェリック級やナイトメア級は勿論、旧式のアーマメント級相手にもカダル級は劣勢です。アーマメント級は主砲の砲撃力はやや弱くとも大型ゆえにかなりタフですし、乗員の練度や主砲の照準能力でもカダル級より優れているのでやや有利です。
まぁ・・・艦隊単位でマトモに砲撃戦をやると帝国軍側もそれなりには被害を受けますが。
エイリアン戦争を通して運用されたカダル級には派生型もいくつかあります。
航空機の発着場を備えたタイプや双胴化したタイプ、艦首砲を備えたタイプ、エンジンを増やしたタイプなど・・・
それはまた後ほど紹介します。
・スペック
全長:1100m
武装:
120cm連装重マグナムレーザー砲塔×6
ほかに
25cm連装シップレーザー砲塔
12cm連装レーザーキャノン砲塔
4cm連装ビームレーザー砲塔
など
搭載:
なし
エンジン:
核融合炉×1
2015-01-03 10:14:38 +0000