洋の大陸『都のコンチェルト』
そこで名を馳せる大商店街『カプリチオ』
その商店街の路地裏の一角に、そのお店はありました。
店の名は『福寿庵』。
店主は翡翠の羽根を持つ妖の少女。
毎日植物の香りを身に纏いながら、彼女は楽しそうに薬を作ります。
いらっしゃいませ!
少女は朗らかに笑いながら、訪れた客に声をかけます。
今日はどうしたネ?
ワタシ、どんな薬でも作るヨ!
独特な喋り方で少女はそう言いました。
彼女の作る薬は天下一品と謳われるほど良薬なのだとか。
客の話を聞きながら、少女は器用に材料を調合していきます。
コトコト コトコト・・・
しばらく鍋を煮詰めていると、不意に少女は自分の身体から一枚、羽根を抜き取りました。
そして、宝石のように輝くその羽根を、そのまま鍋の中へと投下したのです。
ワタシ、身体に猛毒があるネ
少女は鍋をかき混ぜながら話します。
でも、毒上手に使えばいい薬になるヨ
ワタシの羽根、ミンナの役に立ツ
オマエの悩みもイチコロネ!
少女はそう言って嬉しそうに笑います。
ワタシの命、大切に使うネ!
「いらっしゃませ!『福寿庵』にヨウコソ!今日はどうしたネ?」
「ワタシ、翠華いうネ 翡翠の華と書くヨ」
「ワタシ、都のイロカに興味あるヨ でも、ツテがないネ・・・
でも、いつか行くヨ!あの大陸で支店開くの、ワタシの夢だからネ!」
「ワタシ、身体に毒あるヨ だから、長くは生きれないネ・・・
きっと、オマエを置いていってしまうネ・・・オマエが寂しくなるの、ワタシ嫌ヨ」
こちら【illust/47101565】の素敵企画様に第一世代に3人目参加させていただきます。
名前*翠華(すいか)
性別*女
種族*妖(鴆)
年齢*外見年齢 15歳
(短命のためか、年齢関連はあまり聞かれたくない)
身長*145cm
好き*薬関連のもの、異国の食べ物、甘い果物(特に桃!!)
嫌い*苦いもの、年齢についての話
一人称:ワタシ
二人称:オマエ
性格:異国に憧れを抱く天真爛漫な性格。
異国の妖怪『鴆』の少女。
独特な話し方をし、都のコンチェルトにあるカプリチオの一角で『福寿庵(フクジュアン)』というお店をやっている。
自分の毒を用いた薬や薬湯、薬膳料理を売っている。
異国の地の薬や食べ物に興味があるものの、ツテがないため未だに行けずじまい。
いつか都の彩花にある『雅び堂』で支店を開くことが夢。
体内にずっと猛毒を持っているため、短命であり人よりも若くして死ぬことがある。
妖の説明:『鴆(チン)』
異国の猛毒を持った鳥の妖。
大きさは鷲ぐらいで緑色の羽毛、そして銅に似た色のクチバシを持ち、毒蛇を常食としている。
体内に猛毒を持っており、耕地の上を飛べば作物は全て枯死してしまうとされる。
*12/24 素敵なご縁をいただけましたヾ(*´∀`*)ノ
悪夢を嫌いよい夢を好む、真面目で真摯に接してくれる旦那様
望月 雲英さん【illust/47668808】
「オマエの名、『キラ』いうノ?綺麗な名前ネ!」
自分が憧れを抱く地からやってきたー初めはそれだけに興味がわいた
「ワタシの羽根、薬になるヨ どこかおかしいネ?」
自分の作る薬に自身の羽根を使うことを知ったカレは、大丈夫なのかと聞いてきた
「平気ヨ ワタシ、身体に猛毒持ってるネ
だから、長くは生きれないヨ それなら、ミンナにワタシの命、わけてあげたいネ!」
別に自己犠牲というわけじゃない。ただ、自分が生きていたという証を残したいだけ。
それでも、ワタシの身を案じてくれるカレに特別な感情を抱いてしまった。
「一緒に、店、ヲ?」
カレの言葉に、一瞬だけ息が詰まる。
一緒に店をやるーつまりそれは・・・。
「・・・そうネ 条件のんでくれるならいいヨ!」
本当なら、こんなことを言う資格なんてない。
先逝くとわかっているワタシが、こんなことを。
それでもー
「1つ、ワタシのこの店も一緒に続けていくコト
2つ、オナカすいたら、すぐワタシにいうコト
3つ、・・・ワタシがいなくなっても、シアワセに笑うコト
コレ、約束ヨ!!」
それでも、ずるいワタシはオマエを離したくないと思ってしまった。
ワタシの途を、キラと共に歩みたいと思ってしまった。
どうか、こんなワタシを許してください。
どうかどうか、ワタシが逝くその時まで、共に・・・。
*婚姻について。
旦那様募集中です。
相性重視でいきたいので、種族・境遇など、特に制限はございません。
申請いただけた場合は三日以内に返信させていただこうと思ってます。
(随時更新中)
2014-12-21 18:11:00 +0000