揚げ物ひなたの父、倉上健一の愛車として霧ヶ峰遠征にて登場の、日産サファリ・ショートワゴン・ハードトップ・グランロード(Y60)。
ランクルやパジェロと比べるとサファリはマイナーな車種であるが、歴代サファリの中でもこのY60系は、長大なストロークを有する前後コイルリジッドサスペンションと、粘り強いトルクを発生するTD42型4.2リッター6気筒ディーゼルにより、トップクラスの悪路走破性能を誇る本格クロスカントリービークルとして評価が高い。既に20年以上昔のモデルであるが未だに根強いファンを持ち、山屋であるひなたの父が長年愛用している(と思われる)のも納得の1台。
実際の所、登山口までの交通アクセスが整備された日本の山で、このY60サファリほどの悪路走破力を必要とする様な状況は滅多に無いと思われるが、しばしば道具に命を預ける山屋にとっても、本物の道具が持つ貫禄と信頼感を感じさせる通好みの車と言えよう。(なお、本格的なオフロード/クロスカントリーには、豪華仕様の“グランロード”よりも廉価仕様の“DX”の方が向いているとされる)
2014-12-21 00:50:01 +0000