狛枝は自分のいた世界とは 別の世界でまた生きていた
「ほう 中々似合ってるじゃねえか そりゃ、フランケンシュタインかい?首の鎖は誰の趣味かは知らねえがな」
狛枝「また君か これは君が作った世界じゃないの?」
「残念だが俺じゃねえよ そっちの世界も楽しそうで何よりだ」
狛枝「本当にそう思うのかい?」
「俺はそっちの世界へはまだ行ったことはねえからな 何とも言えんが」
狛枝「悪くはないけどね かつて住んでいた世界とは違って殺しは当たり前の世界だからさ」
「なんと ずい分ワイルドな世界だのぅ・・・どうやら『道徳』の教育が足りんかったと見える」
狛枝「それは違うね 『道徳』なんて時の権力者が使う手段に過ぎないのさ 何も知らない子供のうちから愛国心を教え込む いわゆる洗脳じゃないか だったら人間の望むがままにしたほうがいいと思わないかい?ボクはずっと疑問だったんだよ なんで人を殺しちゃいけないのか?これに答えられるかい?」
「それを許すと人類が滅亡することになる・・・ならぬ事はならぬのじゃ」
狛枝「そんな陳腐な答えでごまかすつもりかい?がっかりだな」
「ククク・・・実にシンプルかつ、深い質問だよ 狛枝クン 俺も会津の掟みたいに『ならぬことはならぬのです』じゃ いささか思考を封印している ならば問おう、そなたはそれに賛成なのはなぜかな?」
狛枝「決まってるじゃないか 『希望』は深い絶望から生まれるもの 数々の絶望が重なり合い、淘汰しあって、より大きく強い『希望』が生まれるんだよ!!あの人だって そうだったじゃないか」
「なるほどね だが、おめえらの言ってることは 単に『損得勘定』にすぎねえな・・・確かに小さいうちから『道徳』を教えようとしてもそれを支える土台がないとどうにもならん それを支える共同体が崩壊しちまってる今 無理矢理教えても意味がないように思える だが、人間ってのは損得勘定じゃ図れないものだってあるのさ、全ての力を自動的に補正し、力の均衡を保とうとする偉大なる力がな 善も悪も、全てはそれに向かって働いている いわば『歴史の必然』ってやつさ それには誰にも逆らえん 俺もあんたらもな だが これは答えではない 答えは一つではないからな いいぞ いいぞ もっと思考せよ、推敲せよ、その果てに何があるのか 俺たちは見届ける必要があるからな!!もっと、そちらの世界を楽しみな 俺も気が向いたら のぞいてやるよ」
狛枝「はぁ・・またわけのわからないこと言い始めたよ ボクはあの超高校級の『幸運』の妹さんがどこまでやれるか 見たいだけさ」
アンケート:へへへ イナイレ見てるならだれもが一度は思いつくことだからな あえてやってみた 答えは生きてく上で出そうぜ この思いを未来につなげるんだ えー・・パパは野菜を食べなきゃー 後、女の子ひいたらお見舞いに行かなきゃダメだよぉー
2014-12-18 14:46:58 +0000