ただ一つの【illust/44307098】
ロゼリアンヌ=プルモー
水の部隊/♀/22歳/158cm 一人称:私 二人称:アナタ様
◆ ステータス (計10)
Main・戦力ステータス:8
Sub・生命力ステータス:0
Sub・運ステータス:2
◆作品ID:47611951
◆ Skill
涙の呪縛:自身の命が『涙』として流れ落ちる呪い。
本人の意思とは関係なく常にその涙は零れ、解放される(涙が止まる)のは命が枯れ果てるその時のみ。
癒しの涙:零れた涙を口にすることで傷を癒す。
泣き落し:女の武器。
◆ プルモー族
彩り鮮やかな珊瑚や魚が生息するエメラルドグリーンの海と共に生きる一族。
主に漁を生業とし慎ましやかに生活していた時分、災厄の訪れにより美しかった海は黒く濁り、
数多の生き物は皆命を落とし、そして彼ら自身もその影響を受けることになる。
自身が枯れ果てるその時までただただ命の涙を流し続け、短い時間しか生きることを許されない呪いとして。
◆素敵なご縁を頂きました(12/19)
✧水の部隊 凍倚天さん【illust/47608473】
纏う空気も触れる手の平もひやりと冷たくて
きっと心まで凍って冷たいのだと思ってた。
けれど、彼の中に淡く燈る温かさを私は見つけたの。
「アナタ様は女性に対してだけ随分と厳しいのね。
女性がお嫌いなのかしら?あぁ、それともアナタ様が嫌いなのは――私かしら?
それならそれで結構だわ。どうぞ、そのまま嫌っていてちょうだい。
ついでに私のことを放って置いてくださると有り難いわね」
「これ以上私が近づけば、アナタ様の氷を溶かしてしまう。
力を、忠誠を、命を奪ってしまう。……私、そんなのは御免だわ。
うんざりするくらい一途に部隊に忠誠を尽くすアナタ様から。
私を全然放って置いてくださらない上にいつも厳しいアナタ様から。
冷たくて、優しくてとても温かいアナタ様から、私は何も奪いたくないの。…だから、もうやめにしましょう倚天」
「ねぇ、覚えていて?アナタ様はよく私が泣いている理由を尋ねて来たでしょう?
いつもはぐらかしてばかりだったけれど、今日は答えてあげてもいいわ。
私は――倚天が愛おしくて泣いているのよ」
***
夢だったの。
女の子なら憧れる夢。一度は諦めてしまった夢。
愛しい旦那様と愛しい子供達が、私の家族が欲しかった――。
ねぇ倚天。
アナタ様達と共に過ごせた時間はほんのわずかだったけれど、私は本当に幸せだったわ。
幸せで、大切で、何よりもかけがえのない時間だった。
ありがとう。私の夢を叶えてくれて。
泣いている私に気づいてくれてありがとう、倚天。
お礼に最後の一滴はアナタ様を想って流すことにするわ。
……だから、その優しい手でいつものように拭ってくれるかしら?
2014-12-17 18:13:52 +0000