今年は訃報が続きます。終業間際に、平成ゴジラシリーズの特技監督を務められた、川北紘一氏の訃報に接しました。■円谷英二御大に師事し、『ゴジラVSビオランテ』で、ゴジラ映画を初監督。劇場で見た際、「日本の特撮は凄いっ!」と痛感しました。今でも好きな作品です(沢口靖子さんが出ると、のけぞりますが)。『ゴジラVSデストロイア』のゴジラ・メルトダウンも見事でした。■ハリウッド版の製作、そして日本での新作製作発表があったばかりなのに…残念だなあ(哀)。■追悼コメの中に、『必殺シリーズ』生みの親、山内久司さんの訃報にも接しました…8月に亡くなられていただなんて!■当時、『木枯らし紋次郎』に苦戦していたテレビ朝日は、同時間帯に同じく時代劇で対抗しようと、池波正太郎先生の『殺しの掟』に目をつけます。■勧善懲悪がテーマの時代劇に、殺し屋が活躍するという異色のピカレスクロマン『必殺仕掛人』の誕生です。■しかし、『仕掛人』終了後に同様の作品『必殺仕置人』を放送したものですから、池波先生はテレ朝に激怒。「あの局には二度と映像化はさせない」とおっしゃられたそうな。■でもその後、『必殺シリーズ』を製作した松竹は、『鬼平犯科帳』『剣客商売』と、池波作品を次々と映像化したのでした(笑)。■川北監督、山内P、素敵な作品を楽しませていただき、ありがとうございました!■→http://www.geocities.jp/aglio7aglio7/ironcasket/index0.htm
2014-12-11 10:47:01 +0000