【ただ一つの】星溢しの夜空【第1期】

宮野 こころ

企画元【illust/44307098

ユーザーID:id=1049303 末尾3 より衛の部隊にお邪魔します。

星溢しの夜空  (melc=memento mori)
衛の部隊所属 年齢不明(外見10~13) 女 132㎝
一人称:僕 二人称:君 
(12.30 旦那様から素敵な名前をいただきました。)

ステータス
Main・戦力ステータス:1 Sub・生命力ステータス:5 Sub・運ステータス:4(計10ポイント)

スキル
星溢し:手足、服、涙から星を溢して歩く。溢れ落ちた星は、キラキラと光り小さな川となる。日がたつと消えてしまう。
夜溶:夜に活動し、夜に溶ける。気配、存在感がまるでなく、存在に気づくものは少ない。
ひとりぼっち:人に気づかれない体質のためか、いつも一人の夜を歩き、何の目的もなく、ただ星の川を作る。

作品ID:47449232

彼女 について
出征不明の髪に夜空を映した少女。
親、肉親ともに知らず、名前を呼ばれることがなかった。
自身の体から星が落ちる。
日中はどこかに姿を消し、夜に現れ、人気のない道を一人練り歩く。
彼女が歩いた跡は、美しく小さな天の川を作る。
夜に溶け目立たない彼女自身に、気配、存在感がまるでないため
天の川の作り主である彼女自身に、気付くものは少ない。
帰る場所、目的もなく、ただ歩いて星を溢すだけ。
今夜も深い夜空の道を歩きながら、静かに星の川を作る。

素敵なご縁をいただきました。

同じ衛の部隊所属
ロイノ・メメントモリさん【illust/47620197
「…………………」
「…………?………それ、僕に言ってるの…?」
普段誰からにも気づかれない彼女にとって、自分に話しかけてくる人間は、珍しいもの以外の何物でもありませんでした。まさか、自分に気づいて話しかけてくる人間がいるとは思いもしなかったのです。

「…『名前』?…知らない。聞いたことない。僕のこと指す言葉は、知らない。君は変わってる。僕のこと見つけてくれても、そんなに何度も何度も会える人、今まで、いなかった。」
それを聞いた青年は、少しの間考えてから、彼女をこう呼びました。
「……『メルク』…?なぁにそれ。…?僕のこと、なの?…『メルク』…『メル…ク…』…」

「すべての星を生み出したら?さぁ。僕はもうずっとずっとここにいて、ずっとずっと星を落として歩いてきた。『おしまい』なんてないと思うよ。……君、は?…ロイノには、『おしまい』があるの……?」


「よく分からないんだ。君が『痛い』と、僕の胸(ここ)が苦しいんだ。ぎゅってなって、いたたまれない。僕には『痛い』が分からない。でも君は『痛い』がある。どうしてかな。君が『痛い』を感じてる時に、目からたくさん、たくさん、星が落ちるんだ。」

彼女にとって彼に対するこの気持ちが何なのか名づけられないまま、日々が過ぎ、2人の子供を授かった後、彼が徐々に血の運命に覆われていくのを見ていました。

そして、彼の最期の日

「…ロイノ?………君はもう僕に返事を返してはくれないの?………どうしてだろう。今までに君が眉を潜めている時や、『痛い』を感じている時と比べ物にならないくらい、今目から星が落ちてる。今までにこんな事はなかった。すごく、すごく胸(ここ)が苦しくて、苦しくて、たまらないよ。君はいつも僕に会いに来て、優しく触れてくれたね。でも、君はもう綺麗な結晶になって、僕の声に応えてくれる事はない。…僕、よくわかったよ。『好き』ってこうゆう事なんだ。胸の奥がつまって苦しくて、でもそれでも君のことを考えるんだ。君も同じような感覚を君の胸に感じていたのかな。……君は僕のために、こうして結晶になること。たくさんたくさん苦しいと思ったんだね。僕達はいっそ、出会わないほうが良かったのかな。そうしたら、苦しまずにいられたのかな。…ううん。でもね。君が僕に教えてくれたのは、苦しい事だけじゃないね。君が僕に笑いかけてくれた時の光が灯ったような感覚。君の家族と一緒にいる時の、輝くような顔。全部、全部、君からの贈り物。僕は君に何かあげられた?…もし何もあげられていないなら、僕は、僕の全てを君にあげる。僕は君のそばで、全てを星に変えて、そこにいる。今度は僕が君を守る番。…ありがとう。ロイノ。聞こえているといいな。……大好きだよ。」

一つの小さな夜空と出会った一つの美しい結晶の青年は、彼女に『名前』と『嬉しさ』『楽しさ』そして最後には『愛しい』と『悲しい』とを『痛い』ほど胸に刻みつけてこの世を去りました。

そして彼女は、自分の全てを星に変え、彼のそばに小さな星の海を作りました。もう彼女の姿はありません。輝く星々と、それに反射して光る彼の結晶。

彼と彼女が共に生きた証は、この星の海の中心に立つ結晶と、夜空が産み落とした、新たな二つの小さな双子星。

その双子星は今、夜空に何を描くのだろうか。

君達だけ2人残して、お父さんのそばにいるなんて、勝手なお母さんでごめんね。

許してとは言わないよ。
けど、全てに代えても持っていたい幸せに、絶対出会ってね。

僕はその意味を、ロイノから教えてもらったんだ。

ありがとう。僕の小さな双子星。


【】
illust/48284304

<キャプション編集中>

婚姻・既知関係について
部隊・所属等、一切問いません。
婚姻に関しましては、もし請求をいただいた場合
次世代、相性を優先して考えたいと思います。
あまりこちらから請求に行く時間が取れないため、続投を考えてます。
既知関係も無理のない範囲で、メッセージくださればと思います。
メッセージの返信に関しましては、即日~3日くらいを目安に返信したいと考えています。
3日過ぎても返信がない場合は、メッセージ障害の可能性がありますので、お手数ですがもう一度送信いただくか、何らかの方法でお知らせくだされば幸いです。

不備等、ありましたらメッセージいただければ嬉しく思います。
よろしくお願いします。
<キャプション随時更新>

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2014-12-07 10:48:48 +0000