企画元:天地聖戦【illust/44590593】
「私は、見届けるだけだ」
「なんだ。わめくな、うるさい。起きている。…起きていると言っている! 引っ張るな!」
「感情が無いわけないだろう。そう見えないのなら、それはお前が私の世界にいないだけだ」
◇サマル
所属:天(攻5/魔20/守6)
性別:男
身長:174
種族:クルルロワ、文羽(フミバネ)
一人称:私
二人称:お前、呼び捨て
◇
父:カルム(攻4/魔5/守6)【illust/46403150】
「父さんは何を考えているのか理解できない。…そんな顔しても、何も伝わらないからな」
母:マリア(攻1/魔11/守3)【illust/46827011】
「いいか、絶対に怒らせるな。人生を後悔したくなければ、怒らせるな」
兄:フロマ【illust/47181961】
「兄さんの見ている世界は、きっと色とりどりなんだろう」
「私が言えることではないが、兄さんはもう少し自分を大事にした方がいい」
*** ***
素敵なご縁をいただきました!
守り屋のステルラさん【illust/47370150】
私にとって世界とは、ただ流れていくだけのものだった
そこにあり、変化し、過ぎ行くを見届ける。それだけだ。興味を持つことも無く、世界は、"私の"世界ではなかった
"私の"世界は小さく、手を伸ばせばすべてに触れられる。たまにうるさいが心地良く、満足していた。変化を求めていなかったそこに突然入り込んできたのは、知りたいと、声で、瞳で、すべてで訴える、よく分からない女だった
「なんだお前は。私の羽? 知ってどうする。お前が知らずとも私は何ら変わりはしない」
「見るたびに知りたい、知りたい、と囀ずっているな、お前は。知らずとも、そこにあるものはある。知らない方が幸いなこともある。それでも知ることに固執するのは、とても疑問だ」
事有る毎に私の前に現れて、その度違うことを尋ねていく。飽きることはないのか、と問いかけながら、毎回律儀に相手をしている自分も不思議だった
「…まさか、ルクスがお前を契約者に選ぶとはな。これも縁か。…まあ、大切にしてやってくれ」
「病にかかっても、3日とあけずにお前が来ている。死ぬことはないだろう」
楽しい表情をしたらいい、とお前は何度も言う。お前こそ楽しくないのなら笑わなければいい。そう言ったらお前は困るのだろうか。私が笑えば、お前も笑うのだろうか
「お前がいない私の世界は、随分と静かなものだった。そう感じてしまった」
「お前が隣にいるなら、それがいい。私はこれを愛と呼ぶよ。ステルラ、お前は、知りたいと思ってくれるだろうか」
返ってきた言葉に、私ははじめて笑みを浮かべた
*** ***
◇Character
無表情、無感動、父に似て若干感情が鈍い。種族柄呆けていても生きていけるので、自分のことに無頓着。母の運営する孤児院の子どもたちと育ったので、情緒は年相応に発達しているはずだが心に届くまでが遅いらしく、周囲とテンポがずれることは日常風景。本人が気にしておらず直す気が全く無いので、周りも早々に諦めた
思ったことはストレートに口に出すため、よく女の子を怒らせている。良くも悪くも素直で嘘を吐かない。デリカシーが無いとも言う。ただし隠し事はある
自らに宿るクルルゲリエとは主従というよりきょうだいのような関係で、よく世話を焼かれている場面が目撃される。纏めて呼ぶときは私の友と称し、それなりに愛情を持って接している。父に宿るクルルゲリエであり、母が契約した桃翼ヴァンキャトル=エール【illust/46622336】に頭が上がらない
聖戦には興味がないが、世界が導かれる先を見届けることが自らの役割だと思っている。戦場に現れることもあるが、傍観者の立場は決して崩さない
◇About Race
クルルロワ:複数の色の翼を持つ種族、色翼の数だけ色の精霊[クルルゲリエ]を宿す。宿ったクルルゲリエは自身の体の一部であるに等しく、それらより生命エネルギーを受け取る事で生きている
クルルゲリエ:個々に自我を持っており其々が契約者を探している。クルルゲリエは契約者と共に成長し、その生命エネルギーの1割を自身の主に応るクルルロワに献上する役割をもっている。クルルゲリエと契約する事により契約者には各々の色の加護が与えられる。体長はそれぞれ異なるが多少の変動が可能10cm程のマスコットサイズから一般的なヒト種の成人サイズまで気分で変える事もできる
文羽:生まれつき背に刻まれた文字を、魔力で翼としている種族。翼は刻まれた文字がモチーフとなるため、個体によって形状が異なる。文字の種類も個体によって異なり、はるか昔に使われていた文字を持って生まれる者もいるという。ある程度まで成長すると肉体的成長が止まるらしく、個体によっては幼い容姿のまま時を重ねる者もいるらしい(new!)。絶対数が少なく、詳細は分かっていない
サマルに宿るクルルゲリエ
黒文ベルム【illust/47456223】
青文マレ【illust/47456544】
金文ルクス【illust/47478751】
◇About Orphanage
正式名称はリトル・パーチ孤児院。院長はサマルの母マリア。孤児院と銘打っているが、行くあての無い人なら大抵面倒をみてくれる。生まれ、所属の違いによる区別は無く、孤児院出身者は、長じて後聖戦に身を投じる場合も絆に所属することが多い
先の聖戦で天が勝利を収めたことで、血の区別をしない孤児院は、天の排外派との対立が表面的になってきている
友人、既知、孤児院出身、など関係募集しております
メッセージをいただけた場合、即日~3日ほどお時間いただく場合がございます
キャプション随時編集
2014-12-03 16:21:35 +0000