ユレン、ごめんね。君と子供達を残して先にいってしまうことになって。
君はとても優しいからきっと悲しんでしまうだろうね。泣いてしまうかもしれない。それでもすぐに俺の元へ来てはいけないよ。どうか、子供達を守って…大きくなるまで見届けて欲しい。俺も君の見えないところで必ず見守っているから。
俺は父親としても、男としても失格なのかもしれない…けど、それでもユレンを守りたかったんだ。君が目の前でいなくなるのは耐えられないから…なんて我儘なんだろうね、俺は。ごめん…ふふっ、なんだか謝ってばかりだなぁ…ユレンの癖が移っちゃったのかも。
災厄は一時的にしか退けられていない。だから子供達を守りながらそれらに立ち向かっていくことになる君は、きっと大変には違いない。…任せておきながら言うのもおかしいんだけど、ユレンはすぐに無理しちゃうから頑張りすぎちゃ駄目だよ。淋しいけど、俺はのんびり待っているって決めたんだから。またいつか会えるって信じているんだから。
ユレン…本当にありがとう。愛しているよ。
最後の力を振り絞り、眠る彼女の首に端の破れたマフラーを巻いた。そして陽の光に照らされ煌めく彼の体は動かなくなった。
*
ただ一つの【illust/44307098】開催おめでとうございます!当方末尾IDが3だったため、衛部隊のキャラクターで参加させていただきます。
◆トルラーノ=ベルトリオ Tollano=Beltrio
部隊:衛(衛生兵)
性別:男
年齢:22
一人称:俺
二人称:名前(目上、階級が上の人にはさん付け)
愛称:トルラ
好きなもの:甘いもの
◆ステータス
Main 守備力:5
Sub 生命力:4
Sub 運:1
(合計10)
◆作品ID:47345812
◆Skill
ヒーリング・クォーツ
∟左腕の水晶の力で触れた部分の細胞を活性化させ傷を癒す。
削り取った欠片を飲ませることで病の治癒を促すこともできる。
ただし、生死に関わる重症を治すことは不可能。
リーンフォース・クォーツ
∟水晶の力で自身の全身の細胞を超活性化させ、身体能力を飛躍的に上げる。
ただしトルラーノ本人があまり戦いを好まない穏健派のため、
多くの仲間を傷つけられ怒りで我を忘れた時のみ発動する。
また発動すると体力の消耗が激しく、呪いの進行も加速する。
無口
∟過去に、呪いの影響でできた舌の鉱石を気味悪がられたことがある。
故に滅多に口を開かないため、声を聞いたことがある者はほとんどいない。
話したとしても口元はマフラーで隠し通そうとする。普段は筆談orジェスチャー。
◆宿石種
体に鉱石を宿し、それにまつわる恩恵を授かる種族。
宿す鉱石は遺伝による依存<個体のため、親と違うものを宿す場合もある。
トルラーノの場合は癒しの力を持つ水晶を宿した。
恩恵の代償に鉱石に蝕まれる呪いも受けるため、トルラーノは見える所では右目と左頬に侵食されている。また右目の水晶は濁っている。
♥︎素敵な方と巡り会えました。
衛部隊 ユレン=シュウさん【illust/47347500】
『同じ衛部隊で衛生兵のトルラーノ=ベルトリオ
よろしくね、ユレン』
『謝らないで、ユレン
君は何も悪くないんだから』
『ユレンにだけなら、声を聞かせてもいいかな
でも、マフラーは取らないでくれるかな?
もし見えたとしても、驚かないで、怖がらないで欲しい』
『ユレン、無理しちゃ駄目だ
俺が代わりに頑張るから』
(君が苦しむ姿は見たくないんだ)
(君は…あまりにも優しすぎる)
「俺達は、似た者同士なのかもしれないね…運命も何もかも」
「君の負担を少しでも減らしたい…ユレンの力になりたいんだ」
「ユレン…君が命を削ってでも仲間のために力を使うように、俺もこの力を使うよ。命を、投げうってでも」
「ふふっ。戦いが終わったら、甘くて美味しいお菓子でのんびりお茶するのもいいかもしれないね」
「…ありがとうユレン。君に出逢えてよかった」
◇既知関係を結ばせていただきました!
同じ部隊で同期のリュミエールさん【illust/47435661】
『戦うことも守ることも出来るなんて、リュミエールは凄いね』
『同い年だけど尊敬してるよ』
『無理?これが俺に出来ることだから』
(俺もリューって呼んで…いや、怒られるかな…)
「かっこいいなぁ…」
◆私事ではありますが婚姻・世代交代企画は初めてですので至らない点も多くあるかと思います。ですが、最後まで駆け抜けたいなとは思っております…!半年間、何卒よろしくお願いします!!
また、何かございましたら支部のメッセージツールでご連絡ください。
2014-11-30 15:02:25 +0000