【獣国】幽霊さんのお戯れ【冷戦】

三浦
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陰の魔術国、イナリは洞窟の中にその文明を築いている。
その中でも一部の蛍光石の発掘できる地点では、
行き場をなくした幽霊の姿が見えるという噂があった。

今宵も今宵とて、陰に身を潜める雌狐は、気に入った子どもを脅かして遊ぶ。

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「あれ、さっき誰かに触られた気がしたんだけど……おかしいなぁ」
「きっしっしっしっし」

▼お借りした子
ザクロちゃん【illust/47284812
▼うちの子
フューリー【illust/47190325
▼補足
フューリーは陰に文字通り身を潜めることが出来る。
イメージは陰の表面にある膜をペロッと捲って、そのまま陰にドプンと浸かる。
コンタクトをすくって、洗浄液に漬けるあの感覚に近い。
フューリーが一緒に居れば、移動手段としても使えるが、
陰魔術が使えない場合、そのまま陰の中から出られず陰の住民になってしまう。
ちなみに、「幽霊さん」とはフューリーの悪戯癖から、
驚かされた子どもたちが名づけた通名である。

#【獣国】交流:狐#【獣国】第一次獣戦冷戦期間#【獣国戦争】

2014-11-28 15:00:57 +0000