次元の狭間に君臨するニコル・ボーラスは、辺境の世界でのセレクターバトルには興味を示していなかった
しかし、タマを失い、戦う気力を失ったるう子に、使える駒の素養を見出だした彼は、彼女に力を貸し、その心を奪っていくことにした。五つの文明が争う世界のドラゴンを引き連れて
るう子は彼らの力を使い、ウリスを還付なきまでに叩き伏せた。今まで見たことのない、怯えた姿のウリスには、声が聞こえた
「私に立ち向かうほどの愚行はあるまい。上には上がいる」
それがるう子の言葉だったのか、ニコル・ボーラスの言葉だったのかはわからなかった
2014-11-28 07:46:01 +0000