川崎汽船 戦時標準船M丙型 熊野丸

パンターF

「陸軍特殊船として、そしてあきつ丸の経験と海軍の協力を経て洗練された航空艤装を持った、戦時標準M丙型の熊野丸です。日向丸、摂津丸と同じM型ですが、私は当初から航空機運用能力を持っています。と言っても、生かせる場面はありませんでしたが…。今度は頑張りますよ!」

陸軍空母の完成型

あきつ丸が海軍の協力を得て護衛空母として完成度を上げましたが、小型空母に適した形ではありませんでした。そこで戦時標準船M型として建造される熊野丸は、より最適な形となった航空艤装を装備します。
当初から船尾の進入路をクリアとし、船橋も飛行甲板先端部下へと収め、煙突を右舷から突出させる設計は、海軍の協力による賜物でした。
もちろん船体は他の陸軍舟艇母船と同じく大発の急速発進を可能としており、強襲揚陸艦として完成形に近づきました。
しかしながら、完成した時期は南方航路が上陸作戦がどうこう言える時期ではなく、艤装中に空襲にもあっています。
動かすことが出来ないので偽装係留して終戦を迎え、復員船として働いたのち解体されました。

今月2014年12月号の丸には、ガンカメラに捉えられた因島工場で艤装を行う熊野丸のカラー写真があります。
船尾の扉が4枚扉である事が確認できるので、興味のある方はご覧ください。

擬人化の方向性として、陸軍舟艇母船が民間貨物船に見えるよう外観に気を使っていたので、民間っぽいけど違う制服+がっちりしたリュックの方向でデザインしています。
航空兵装はくーろくろさん空母でお馴染みの護符としました。と言っても手に火の玉を作ったりはしませんが。詠唱で前方にホールを作ってそこに護符が飛び込む形です。
大発の格納は、何やら怪しい弓筒がそれです。カバーを外すと大発収納筒が見えます。

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2014-11-02 12:27:20 +0000