ウルフ支援戦車

皇帝@妖精

EAT-2戦車の派生型の1つです。
銀河大戦時の新政府・帝国軍においては安価で信頼性の高いEAT-2戦車をベースとした戦闘車両が複数製作されましたが、140mm砲を搭載した駆逐戦車型とはまた違った火力支援車両としてこの支援戦車型が作られました。
このタイプでは250mm口径の短砲身レールガンが搭載されており、このレールガンは短砲身のため弾道特性は良くありませんが大型の弾丸を発射できるため威力面には優れていました。
自走砲型のウルフ戦車は150mmレールガンを搭載したものがすでに存在していましたが、こちらは長砲身を採用する事で遠距離からの砲撃支援に対応している一方で強固の守られた敵陣地や市街地の建造物に対する攻撃ではやや威力不足でした。
250mmレールガンを採用したこのタイプの支援戦車は有効射程こそは短いものの陣地攻撃に対して高い効果を発揮しています。また射程距離の関係上最前線で運用される事の多いこの支援戦車は敵の攻撃に耐えうる装甲が施されており防御力の面では主力戦車型にも匹敵しています。
弱点としては主力戦車型よりも大幅に増した重量により機動性が低下している事や実弾兵器であるレールガンの採用によって弾数に制限がある事です。大型の弾薬を装備するこの支援戦車においては限られたスペースの車内に搭載可能な弾薬は決して多くないのです。また車両相手の戦闘は苦手です。

レールガンは実弾兵器ゆえに多彩な弾頭を使用可能であり、頑丈な防御陣地を貫通する弾丸や軟目標に有効な散布式のもの、そして圧倒的火力を必要とする際は核弾頭も採用可能でした。
短砲身レーザーキャノンは特に大気中ではエネルギーの減衰が激しい上、弾道特性が直線的ゆえに障害物を飛び越えての攻撃や、この支援戦車が実戦で行ったような厚いコンクリートに覆われた敵陣地の構造物の天井を撃ち抜いたりする事が困難です。

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2014-11-02 02:57:06 +0000