帝国軍の高性能ステルス戦闘機です。
E-7戦闘機は帝国分裂の直前に登場した帝国全盛期における集大成ともいえる高性能戦闘機です。
性能面ではE-3とE-5の長所を組み合わせたような優れたステルス性と搭載能力、高い速度性能と運動性能を備えた機体でした。
レーダーには勿論、純反重力エンジン機であるE-7は赤外線追尾にも強く目視以外ではその姿を捉えることは困難です。
アヴェンジャーと名づけられたのは、これまで航空戦力では自由同盟軍に劣勢であった帝国軍が復讐劇を演じる機体としてE-7に期待をかけたという背景があります。
E-7は空戦ではもはや無敗の最強戦闘機です。
しかし一方で航続距離は反重力エンジンの燃費の悪さから、E-2やE-3戦闘機よりは改善されているとは言えども、自由同盟軍のSP-104よりは劣っていました。搭載力も小型の機体ゆえにSP-104に一歩譲ります。
とはいえSP-104は大型戦闘機ゆえに運動性能面は重量のためにやや難があり、ステルス性もないため総合的な性能であればE-7が圧倒しています。
E-7は速度を活かした一撃離脱戦法は勿論、格闘戦能力にも優れます。ワープ装置も標準搭載しているため単独での星間飛行も可能です。
E-7は性能面では帝国軍が開発した戦闘機では最高傑作とも名高い機体であり、後に後継機としてE-9やE-15、E-18やその他の試作が登場してもなお最強戦闘機はE-7と評価するパイロットも多くいます。
E-15も優れたステルス性能とE-7を上回る速度性能と搭載力を持つものの、重量が増加した事で運動性能が低下しており、またイオンエンジン搭載によって排熱量が増え赤外線追尾への耐性はE-7に劣っていました。
E-18戦闘機は光学迷彩の搭載や新型の操縦席を備えた未来的な戦闘機でしたが信頼性がいまひとつであったりしました。
しかしE-7はその高性能の分だけ帝国軍の戦闘機の中でも最も高価な機体になってしまいました。
また登場した時期も悪く、帝国が分裂しようとする時代でした。
帝国が分裂するとより安価で維持しやすいE-6戦闘機の量産が優先された事もあって、E-7は少数の配備に終わってしまいます。
ですが、ごく限られた部隊での運用に留まっていたE-7の存在感は敵味方問わず大きいものであり、航空戦においては明らかな劣勢をE-7の飛行隊が加わるだけで瞬く間に優勢に変貌させるほどの恐ろしい能力を発揮しました。
激しい内戦の中でE-7は帝国中央政府軍の切り札として、戦場の火消し役として様々な場面で活躍しました。
・スペック
全長:12m
武装:
・固定
20mmレーザーキャノン×4
・ウェポンベイ
【対空任務時】
中距離空対空ミサイル×6 短距離空対空ミサイル×2
搭載:
なし
エンジン:
反重力エンジン×2
2014-10-29 08:51:19 +0000