帝国軍が開発したE-2、E-3戦闘機用の小型短射程空対空ミサイルです。小型な外見を持つ事から「ハムスター」と名づけられました。
ハムスターミサイルは従来の短射程空対空ミサイルと比較しても非常に小型であり搭載能力が限られたE-2戦闘機の格闘戦能力を高める目的で開発されました。
従来の短射程空対空ミサイルより射程はやや短めで、機動性が高くさらに誘導装置も優秀なため命中精度は非常に高めです。
ただ小型ゆえに威力不足に悩まされました。ハムスターミサイルは高い命中精度を活かして貫通式の弾頭を採用しています。これは敵機に直撃しなければ効果がない一方でシールドを貫いて直接敵機にダメージを与える能力に優れます。
しかしそれでもハムスターミサイルは威力が不足しており、これを補うために実戦では2発同時発射する事になりました。
E-2およびE-3戦闘機では専用ウェポンベイに6発搭載可能で、一度の攻撃で2発使用、3回までの使用が可能でした。
ハムスターミサイルはE-2とE-3に採用されたのみで後の機体には採用されませんでした。
小型ミサイルに高機能を詰め込んだ事に加え、2発同時使用が強いられた事で通常の短射程空対空ミサイルよりも実際の運用コストが割高でした。
E-3戦闘機以降は帝国軍も大型戦闘機の開発に着手した事で従来の空対空ミサイルが運用できるようになり、ハムスターミサイルは不要になってしまったのです。
ハムスターミサイルの改良型の開発もこの時点で全てキャンセルされてしまいました。
2014-10-23 07:42:32 +0000