南米チリのS.アジェンデ政権(1970-73年)がその後も存続していたら、その軍服は?という架空設定で準備中の連作の一つ。ブック形式で投稿した際の表紙というつもりで描いたものですが、肝心の中身がいつ完成するかわかりませんので、先に単独で投稿します。
ご存じな方はご存知ですが、チリ特に陸軍の軍服は19世紀末以来、ドイツの影響を強くうけています。そこに第二次大戦後、アメリカ式が加味された部分を、ソ連他東側軍服の要素に入れ替えたたら…、というのが基本的な考え方で、早い話、「南米版東ドイツ」的なところを狙っております。
というわけで、この表紙絵の元ネタは、90年代から東ドイツの軍服をウオッチされていた方には、ある意味なつかしいあの本です。
http://www.amazon.co.jp/Uniformen-Nationalen-Volksarmee-DDR-1956/dp/3327007314/ref=pd_ybh_9
ついでながら現実の歴史では、この1973-89年という時期は、反共産主義を掲げてアジェンデ政権をクーデターで倒したA.ピノチェト軍事政権の統治した期間でありました。
2014-10-18 04:32:05 +0000