【M-Dolls】ヴィンセント【人間】

陸伍

「期待なんざしちゃいねーよ、お前にも、何もかもにもな」
「夢を見るんだ…無数の手が俺に助けを求めて来る、い夢を」


ヴィンセント=ハックルベリー(Vincent Huckleberry)
19歳/176㌢(+ブーツ底2.5㌢)/男性/人間
一人称:俺 二人称:お前
呼ばれ方:ヴィン、ヴィンス
外見的特徴:ピンク寄りの茶髪、黄緑色のタレ目、一重瞼、そばかす、眉が細く長い

カレイディアの外れにある小さな小屋で人形修理屋を営んでいる青年。粗雑だが根は面倒見のよい性格。
修理の腕は相当な物で、”もう無理かと思った”人形も彼の手に掛かれば元通りと評判を呼び、壊れた人形を手にした人々が日々集まってくる。小屋の中は非常に簡素で、人形は修理修繕の為に預かった物しか置いていない。また、人形の扱い(精神的な面)が悪い為人形を自らの子供の様に可愛がっている者達は彼の元を去って行く事が多い。人形に一部分でもい色をしたパーツがあると預かりを拒否される事でも有名。

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あるところに、人形師として知られるハワード=ハックルベリーという男がいました。彼の作る人形はとても精巧で品があり、様々な人々の手に取られ愛されていました。やがてハワードはパトリシアというこれまた人形師の家系に生まれた女性と結婚し、二人の子供を設けました。
ハワードの作品はパトリシアの作品と出会った事により、これまでには無かった風味が加わりました。その頃には子供二人も人形に魅せられ始めていて、二人の部屋には様々な綺麗な人形が沢山。作る事が得意な姉が組み立てを、直すのが得意な弟が修繕を。
しかしながら、ハワードの元来の作品に魅せられていた数多くの人々は彼の作風が変わってしまった事に憤りを感じていました。やがて彼の作品は評判がめっきり落ち、絶望した夫妻は気が狂ってしまいました。
気が狂ってしまった夫妻は、子供達二人が楽しそうに人形と戯れている事が許せなくなってしまいました。そして、家の塗り替えに使う予定であった真っなペンキを、子供達二人の部屋にあった全ての人形にぶちまけてしまいました。弟は大切にしていた人形達が無惨な姿に変わってしまった事に絶望し、人形への愛情が綺麗さっぱり消え去ってしまいました。一方、大事な人形達を無惨な姿に変えられ激昂した姉の怒りは両親へと向き、薪割りに使う鉈で二人を殺害してしまいました。やがて姉は両親を殺害した罪で処刑され、ハックルベリー家には弟だけが残りました。直す事が得意な弟はその後決して人形に心を開く事無く、生計を立てる為に「モノ」を修理しながら暮らして行きました。


「俺らがどんだけこいつらに入れ込んだところで、こいつらは決して俺らに応えてくれやしねえ」
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カケラの能力:破壊 外見:い八面体
壊す意思を持って触れた物質を破壊する事が出来る。地面や壁も例外では無い。生命を持った物体と人形には適用されない。死体と壊れた人形には適用される。
星のカケラを偶然手にし、その用途と人々がそれを探し求めている事は知っているもののまだ自分の「人形」を所有する事を認められずにいた為使う事無く保管していた。

✦契約相手:センティフォリアさん【illust/46332795
「なんだ、この人形は俺の身代わりになってくれるのか。そいつは便利だな、俺に損は無い」
「俺の所有物が俺の許可無く傷なんか付けてんじゃねえよ…お前の修理代を誰かが出す訳じゃねえんだよ」
「…さっきのはどう考えても俺が悪かったよ。…見せろ、傷」
「お前さ、長いことそのヒラヒラした布放っといてるだろ?黒いから目立たねえけど薄汚れてんだよ、貸してみろ」
「お前は…どこかの誰かの花嫁の代わりに作られたんだっけな…。それなら…お前はお前じゃないのか?他の誰かでしか無いのか?俺はどうやったら…センティフォリア、お前自身と向き合えるんだ」
「…このカケラとかいうやつが無くなったら、お前はただの人形に戻るんだっけな…ハハ、馬鹿らしいっちゃありゃしねえよ……誰って、俺自身がな…」
「センティフォリア…お前のその青い瞳を眺めてると、俺を苦しめるい夢が消え去っていくんだ…だからどうか、閉じる事なく俺を見ていてくれ…今も、この先も、ずっと」

姉妹契約サディアスさんillust/46791915】と契約ドールのプリンセス・ロンドさんillust/46751231
(編集中)

企画元:Masquerade Dolls【illust/45834610

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2014-10-06 01:36:43 +0000