【六花奇譚】ツェクタル【第5期】

馬宮鵺
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「人も家畜も、結局誰も神になんて成れやしないし、救世主なんて何処にもいない。……誰も救われないし救えない。
 きみを含んでボクらを取り巻いてる愛も憎しみも、その全部が等しく廻る業の内にあるのなら、
 ……ボクがここで全て終わらせよう。 さあ、かかっておいで。」


ツェクタル=ゼクス・S=O・アニュラス (Zekthar=Zekth Sappheiro=Oculucyon Annulus)
CP:310 JL:諜報員 -> 149 天藍

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父:ノゼル【illust/45765425】/天藍;諜報員;CP190;JL61/
「逃げることって、悪いことじゃないと思うよ。……もっとちゃんと、父さんの言うこと聞いて、いい子にしてれば、まだ、戻れたのかな…。」
母:ラフェルニィ【illust/45734986】/紅玉;魔物使い;CP110;JL27/
「あなたの血でふやけた手が、戻らない。……戻せないんだ、もう…。ボクはどうしたらよかったの?ボクらに還る場所は、もう無いの?」
妹:エジェ【illust/46329742
「可哀想なエジェ。きみの快楽が苦痛に変わったら、その時は迷わずにボクが墜としてあげるからね……。
 大丈夫、何も心配しないでいいんだ。どんな鳥も、片翼では空なんて、飛べないんだから。」

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瀞諱:情鬼の固有スキル。異眼、角、諱の全てと魔物を扱う能力を総称してじょうきと呼びます。
異形の因子:流れる血や環境に合わせ、その生物の性質を保ったまま異形の体を形成することができます。
 ツェクタルはキメラの姿をとることができる他、暗闇に姿を溶け込ませる事ができ、
 また従属させた魔物・獣を暗器へ転じさせることができます。
狂翠の幻眼:翡翠色を宿す魔力を帯びた宝石のような第三の目。目を合わせた者の精神を冒し、幻覚を見せ狂気へ誘います。
 六花の魔物に対して使用すれば強制的に従属させる事が出来、且つ強力。
 相手の精神力により強く作用しますが、ある程度自分で深度をコントロールできます。
魔糸:キメラの始祖の体を繋いでいた魔力の糸。用途は様々。ツェクタルは主に暗器をつなぎ合わせる為、対象の束縛の為に用います。
侵靄【インビジブルジンクス】:プレローマの靄を全身に纏う事で飛躍的に身体能力が向上します。
 常に臨界状態ギリギリのプロトコルが要求され、精神汚染が著しく進行します。

頭部の二本の角と、左右いずれかの瞳に現れる異形が特徴的な、魔物を使役する「情鬼」という種族の血を継ぐ女性。
情鬼についてはこちら【novel/3869767

物心ついた時より双子の妹と共に父の元で養育された為、自身の出生や母のことについて知らなかったが、
廃人となった母を殺めた際、その眼からさまざまな思想を汲み取り、母の意志を継いで情鬼の導となった。
音に対するベクトル・エネルギーの過敏さからか、他人に自分の名前を呼ばれることに極端な怯えや嫌悪を見せ、
諜報員という立場上ツェクタルの名前を「ゼクス」と改めて名乗り、性別もあやふやなままにしている。
自身の持つ能力を最大限に活かしきっており、嘘と真の間を驚くほど滑らかに行き来しているが、
その実本人もどこまでが偽りなのかを判別できなくなりかけている。

プレローマとのプロトコルは「自信」盲信、形は鷲頭の獅子。効果は身体能力の飛躍的な向上。
ツェクタルの場合単純な自らの自信というよりは深い自己暗示と催眠による感情強制を行っており、
臨界状態に晒されている感情は激しく磨耗しており、精神の汚染が著しく進んでいる。
ナイフと糸捌きが卓越しているが、戦い方は丁寧といい難く、従属させた魔物は大抵使い捨てである。

母ラフェルニィが行っていた復讐の報いか、メリディアン家の末裔から母と誤解され、復讐の標的にされているが、
彼女はそれも理解した上であえて彼の復讐を真っ向から受けて立っている。
「残酷な現実も受け入れるしかない」という受動的な考えと贖罪の意識から、進んで汚れ役を引き受ける程度に精神が麻痺している。
妹に関しても、父に関しても思うことはあるが口に出すことは少なく、各々の思想にしたがって生きるべきだという考え。
母に関する憤りは、怒りはあれど、今際の母の“眼”が彼女に伝えた確かな「愛情」を知ってしまったため、母を責めることができずにいる。

 
六花奇譚【illust/41660556

既知・好敵手・婚姻などはご縁があればメッセージよりお願い致します。

 婚姻させて頂きました。
  「親友」から「裏切者」へ。それでもその手を取ってくれたのは、 紅玉の魔物使い シグさん【illust/46277952
「……この"眼"が気になるのは解ったけど、あまり覗きこまない方が良いよ。頭可笑しくなりたいなら別だけど。
 まあそう邪険にはしないでよ。間借りさせて貰う分、協力はしたいと思ってるんだ。……"同じ魔物使いとして"さ。宜しく。」

「怪我するなって言われても、抵抗されたらそりゃ向こう傷だって負うし、ホラ魔糸使えばすぐくっつく……痛い痛い痛いってごめんってば。
 ……ねえ、そんなに丁寧に縫ってくれなくても、いいんだよ。どうせまた開く傷なんだ。
 シグは血が嫌い?ボクもね、血は好きじゃないかな。うん。まあ、――"慣れちゃった"けど。
 ……なんでもない。独り言聞いただけでそんな変な顔しないでよ。……自分が何口走ってるかも、ちょっと、今解らなかった、かな。不味いな。
 

「あ、バレちゃった?気付いちゃった?ボクがすごく酷い嘘つきだってことにさ。」
「そうだよ、ずっと嘘ついてた。……あは、シグったらほんと、おめでたいなあ。善意でさ、協力なんて、すると思った?
 情報を流したのもボク、きみの仲間を傷つけたのも、消えない傷を心に刻んだのも!全部ボク!……誰でもないボクの所為だよ。……解った?
 ……侮蔑しろよ、蔑めよ!!見下して、怒れよ……!!!卑怯で狡い、汚い奴だって、ボクのこと、見限れよ……!!
 きみを傷つける選択しかできないボクを、早く、早く突き放して、諦めさせて、くれよ……!!お願いだから……!!」

「…、っ…!??…………なん、ボク、頭突きされ、  いた、え……なんで、」

「………悪戯なんて、そんな……ボクは、きみ達を、本気で滅ぼそうとしてたのに。……なんで、きみがそんなこと言うんだよ…。
 おかしい、おかしいよ。……だって、そんな事言われたらボクは、……またここに帰ってきたくなっちゃうじゃないか……。
 なんでシグは、ボクのこと許せるの。酷い奴だよ、ねえ。きみの事好きなのに、きみから逃げようとしたんだよ。」

「……ね、あのさ、ボクには実は"ツェクタル"と"ゼクス"以外にももう一つ名前があるんだ、けど。
 その名前は、……そうだな、"ボクがもう一度きみと逢う事ができたら"……その時、シグに呼んで貰いたいと、思うんだけど。」


 

お返事には即日~三日程度お時間頂けたらと思います。

※キャプションは随時変更致します

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2014-10-05 05:30:16 +0000