【六花奇譚】ルフス【第4期】

あん
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煌めく毒が降り輝く国は滅びた。
残された鳥籠は終わりを告げず。

出した答えは一つ

自ら終わりを携えて、決して届く事のない声を聞く。
絶望も、希望も、全てを飲み込んで刃を突き立てた。
沈みゆく意識の中、手を伸ばした先には揺らめく笑顔。

しかし、愛しいそれに、手が届くことはなかった。

―― 終 ――

◆素敵なお嫁さんが来てくださいました。
紅玉ノ国ライヴィアさん【illust/45799256
「お、おおお、お前、なんか変な右腕だな。さ、触ってもいいか?感電?そんなの感電しない方法を探せばいいだろ」
「ああ、今は何もないけど。本当か!俺とライヴィアには黒曜の血が流れてるって事か。なんか共通点があるって、嬉しい、な」
「空はこんなにも綺麗だったのか、ライヴィアと飛ぶ空はいつも輝いて見える。不思議だな」
「ライヴィア…、俺、怖い物なんてなくてさ。でも今は違う。ライヴィアを失うのが怖い。怖くて仕方ないんだ。ごめん、ごめん…」

(俺はお前を守りたい。だから俺は、天藍をー)

穏やかに眠るお前の頬を、そっと撫でる。

「ライヴィア、俺、お前と出会えて幸せだったよ。何もない俺にお前は沢山の物を与えてくれたんだ。輝く空を、愛しい家族を、守りたいと思える日常を。もらってばかりのこんな俺は、お前を幸せにできただろうか。もし、お前も俺と同じように幸せだったなら、俺は嬉しいなって思う。」
「それなのに、こんな最期しか選べなくてごめんな…。ライヴィアならきっと前を向いて歩いていけるって、そう信じてる。…変、だよな。お前の事考えると、死ぬって分かってるのにこんなにも穏やかな気持ちになれるんだ。愛してるライヴィア。どんなに離れても、俺はずっとお前の幸せを願ってる」
「また会える、なんてそんな都合のいい話があるはずないと分かってるけど、それでも、また会えるなら、今度こそお前を最期まで幸せにしてみせるから。」
「ーその時まで、ちょっとだけさよならだ…ライヴィア。」


確かな意志は揺らぐことなく、闇の中へ溶けていった。

◆既知関係
天藍ノ国愛染殿珠旋さん【illust/45694177
「お前は死ななければならない。ただ、それだけだッ!」
(ほんの少し、何かが違っていたらこんな終わりはなかったのかもしれない。それでも俺はここに来た、選びたどり着いた。王の愛がどれほど深いのかも対面してよく分かった、だが、迷いなどもう何処にもない。俺は俺が守りたいものの為に。)

それは言葉もなく、ただひたすらに刃を放った。

目の前に立つ王は、その刃を拒絶などしなかった。
盾は盾として変わらずそこにあり、守るべき愛する民を傷つけることはない。
言葉を紡がぬ刃を、ただひたすらに受け止め、語りかけた。

民からの死の宣告でさえ受け止めるのが王としての揺らがぬ愛なのだと、全てを抱くように。

その愛すら切り裂き、鋭い刃は王の体を貫いた。

襲撃、殺害させて頂きました。

◆ルフス・E・スヴァット
所属国:天藍ノ国  ジョブ:魔物使い
カードレベル:35  ジョブレベル:5
「全ての元凶は呪いだ…分かってるさ、それぐらい分かってるんだ…」

子供達
ライナス【illust/46541377
「ライナスは一人で何もかも背負わなくていいんだ。父さんの思いなんて捨てて、お前が守りたいと思う者を守りぬけ」
シャヴィ【illust/46520259
「どうか、ライナスが一人背負わないよう支えてあげてくれ…。母さんの明るさを継いだお前ならできるはずだ」

モブ婚子世代
◆母:カーディナル【illust/45361118】(所属国:天藍ノ国 ジョブ:魔物使い 35/5)
 「母さん、ごめん…。俺、母さんの祖国、壊したいよ…」
 「結局俺は行動してしまったよ。なぁ、母さんは、…俺を恨む?」

◆いとこ
 救済のグレーテル【illust/45820835】・ネルヤ【illust/45996931

◆スキル
城夜燈:特定の場所にいる対象を回復させることができる。
精神操鎖:様々なものと記憶、思考を共有・繋がり思うように操ることができる。
封麟:魔物の持つ力を封印することができる。

◆種族:黒灯鼠(精魔種)
炎のように揺らめく尾を持っており、寿命が長く老化が遅い。
精神を自由に扱うことができ、様々なものと全てを共有することができる。
遠くを見通せる千里眼を持つ。

〈継承一覧〉
アナザーイデア【illust/43823638】 精神操作【illust/43865659

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#【六花奇譚】#ゼロデイ脆弱性

2014-09-11 15:24:22 +0000