京浜急行電鉄デチ15・16形→デト17・18形:
老朽化したチ60形に代わるレール・枕木運搬用の貨車として、
1000形(初代、illust/448062431097・1098号、1017・1018号および1001・1004号)
の部品を活用して1989年に製造された。
荷台にあおり戸のないフラットカーで、重量物の積み降ろし用にホイストクレーンを備えている。
しかしその後、レール運搬など、線路工事用の資材の搬送にはより機動力の高い保線機械が用いられるようになったため、
用途を変更してホイストクレーン撤去、ならびにあおり戸の設置を行った。
このとき、最初に改造を行ったのが2003年のデチ17号・18号であったために形式が変更されデト17・18形となった。
後に2006年に15・16号も改造された結果、形式デト17・18形の15・16号という逆転現象が生じている。
その後2010年に1500形(1500・1600番台、illust/44786815)のVVVF化改造が施行されると、
その電装品を譲り受けて界磁チョッパ制御への改造が行われた。
その際にライト類の交換や運行番号表示機の設置、パンタグラフのシングルアーム化、
および台車交換(TS-310B→TH-1500M)が実施されている。
この4両は基本的に事業用であり、特に17・18号は救援車両であるためなかなか見ることは出来ない。
2014-09-07 06:23:06 +0000