京浜急行電鉄デト11・12形:
老朽化したデト30の置き換えを目的に、初代1000形(illust/44806243)デハ1095・1096号の廃車発生品を流用し、
1988年に製造された無蓋貨物電車。
足回りはもちろんのこと、車体部品の一部にも1000形の窓や側扉が使用されており、
結果的に1000形の面影が随所に残るスタイリングとなった。
塗装は事業用車両の標準である黄色に赤帯。車両番号は浦賀方よりデト11号・12号の2両編成。
運転台と有蓋室の背後は荷重18tの荷台であり、この上に社用品やバラスト、救援機材等を載せて運搬する。
その後2010年に1500形(1500・1600番台、illust/44786815)のVVVF化改造が施行されると、
その電装品を譲り受けてデト11・12号は界磁チョッパ制御への改造が行われた。
その際にライト類の交換や運行番号表示機の設置、パンタグラフのシングルアーム化、
および台車交換(TS-310B→TH-1500M)が実施されている。
事業用車両の運行ダイヤは限定されており、日中はなかなか見ることが出来ない。
2014-09-07 02:25:51 +0000