シャルロッテ・シュヴァルツシルト

皇帝@妖精

帝国宇宙軍の軍人です。

シャルロッテはメラ・エイディンの後に第9軍集団の総督となった人物で、彼女もまた超がつくほどのエリートでした。
シャルロッテは同盟軍討伐艦隊の司令官として活躍したメラとは異なって、帝国全盛期にはあまり大きな活躍はありません。主な活躍は総督となる以前の辺境艦隊の司令官として反乱やテロの鎮圧でした。
彼女が目覚しい活躍を見せるのは帝国分裂後でした。第9軍集団総督としてスーパー級バトルシップ<ユグドラシル>に本拠地を構えるシャルロッテは帝国の分裂という難局にいち早く対応しました。
第9軍集団管区はエイリアン勢力や自由同盟、帝国の分裂勢力、その他の武装勢力など様々な敵によって四方八方から攻撃を受けました。絶望的な状況の中でシャルロッテは帝国軍第9軍集団を素早く撤退させる事に成功します。この成功によって帝国アラフィラーナ政府軍は第9軍集団管区を失ったものの、貴重な戦力を失わずに済みました。第9軍集団管区は帝国領においても辺境であり経済的にも貧しく未開の地域であったため帝国軍の戦力を失うよりは痛手が少ないものでした。また当時犬猿の仲であった宇宙軍と地上軍でしたが、彼女は地上軍と積極的に協力し合いながら撤退作戦を遂行しました。
第9軍集団撤退作戦の成功後、アラフィラーナに帰還したシャルロッテは事実上の帝国軍最高司令官となったメラ・エイディンの右腕として数々の重要な局面に差し向けられ活躍しました。

指揮官としてのシャルロッテは意外なまでに本人はあまり指揮官らしい仕事はしません。メラは積極的に指揮官として振る舞うのとは逆です。
シャルロッテは艦隊司令官ではありますが、直接指導力を発揮する指導者というよりはどちらかというと象徴的存在です。
彼女は不思議なエネルギーを周囲に放って周りの人間の和を保ち、部下の士気を向上させそして彼らの力を最大限に発揮させる才能を持っていました。
混乱の中で士気が低下し抜け殻のようになった者も不思議とシャルロッテに励まされるとその次の瞬間見違えるほどに蘇ったり。

シャルロッテが司令官としてやっている仕事は最小限の重要な局面の決断と部下達を励ますための現場周りが中心です。
かといって彼女は実際に普通の指揮官のような仕事ができないかというとそれはまったく別です。
彼女はこれでも超エリートであり、その気になれば大抵の仕事はこなせます。メラのように積極的に部隊の指揮に当たる事も当然ながら、帝国軍バトルシップの複雑なシステムを操作する事もできるだけの知識を持ち、何ヶ国語もペラペラに話せたり、便所掃除だってします。本気を出せば凡人を何人集めてもこなせないくらいの仕事量を処理できる万能人間です。
それでもシャルロッテが自らは何もしないのは彼女曰く
「私がやろうとする前にみんながやってくれるから」
とのことらしいですが、真相は定かではありません。

いつも周りを元気付けるシャルロッテは一部から「元気電波発信機」みたいな呼び名がついていたり。
表裏のないシャルロッテは常に笑顔を絶やさずふわふわとした雰囲気で場を和ませますが、どこか頼りない雰囲気もある彼女を見た部下達は「俺達がなんとかしないと」と思うがゆえに自ら最大限に動くのかもしれません。

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2014-09-05 02:39:01 +0000