六花奇譚【illust/41660556】第4期も翡翠ノ国でお世話になります!
「羽があっても空も飛べない。地面でもがくだけのおれが『何か』のために戦うなんて出来るのか?」
カファルジカ・フルーレ=シュピラーレ・プルガシオン(Kaffaljika・Fleure=Spirale・Purgacion)
15歳 165cm(尻尾含む全長210cm)
一人称おれ 二人称 おまえ あんた 呼び捨てが多い
ぶっきらぼうで乱暴な口調。気まずいときは口ごもることも多い。
◆ジョブ 諜報員 カードポイント110 ジョブレベル27
◇家族
父親 インジェイカさん【illust/45106893】翡翠ノ国 諜報員 カードポイント50 ジョブレベル9
「せめて身体のデカさだけでも親父に似たかったぜ。そうしたら、もっと…」
母親 プレセペ【illust/45047178】翡翠ノ国 諜報員 カードポイント50 ジョブレベル9
「うるせークソババア!てめえの意見を押しつけてくるんじゃねえよ!」
「親父もお袋も、きっと後悔なんてしてねえんだろうな。俺、二人の子供で良かった。…そっち行ったら、説教でも何でも聞いてやるよ」
双子の姉 カナレイカちゃん【illust/45732328】
「今を生きる、ってとこは、おれ達意見が一致してるよな。カナの顔見てるとなんか気が抜けるわ…せいぜい頑張ってでっかい樹に育てよ」
(でもお前、どっか行って一人で樹になったりすんなよな。王子様とやら、見つかればいいけどな)
「俺にとっての「未来」は、「おまえの幸せ」でもあるんだぜ。生きろよ。カナレイカ」
◆灯籠樹【novel/3947014】
羽鱗の一族【illust/44089731】(曾祖父ラーストチカさん)
◇スキル
【身体一部樹木化】
・身体の一部を樹木化出来る。主に再生力・回復力上昇。葉(髪)と翼は周辺の察知が出来る(顔面上部・両手肘先・両手羽左羽)
また樹木化時両目も完全に樹木化することで、視覚以外の五感(特に聴覚嗅覚触覚)が数段向上する。
・樹木化すると葉に癒実を実らせる事が出来る。食べると多少の鎮痛の効果。
【彗星氷灯】
・光を自在に操る能力。魔力の向上によりランプ棒無しでも出せるようになったが、あった方が能力精度は上がる。
・明かりの点った氷を発生させ熱を遮断することが出来る。
【天啓の囁き】父から継承
囁くほどの声量で対象の脳に直接語りかけ従わせる。成功率はあまり高くなく、感情が昂ぶっているときなどでないと使いこなせない。
戦争に関心が無く、自分の今が楽しければいいと気ままに旅芸人をしながら世界を渡り歩いている。
本心は国や家族を失うこと、自分への自信のなさから現実から目を背けている現状。
どこか諦めきれない心で、姉の樹木化が進んでいることが今は一番気がかりで、本人の気が変わる事があるかもしれないと、樹木化を止める方法を探している。
大衆劇団「万福一座」に、親子二代でお世話になります!得意な芸はアクロバティック系や棒術を用いた演目など。
憧れる芸の先輩であり、子供の頃からの幼なじみのお姉様、徳叉迦丸さん【illust/45859787】
「げっ、徳姉がまた勝手に賄いを…今のうちに逃げるか(こそこそ)」
「徳姉の芸はどれもこれもスゲェよなあ…徳姉みたいに、出会う人みんなの良い所を認めて教えも請えて…もうちょい素直な振る舞いだったらおれの芸も、家族とももっと…いや何でもねぇ、今の無しな」
素敵なご縁を頂きました!天藍ノ国・とっても愛らしい未来のお嫁さん、蘇芳さん【illust/45745084】
樹木化を止める情報を求め、樹鬼の血を引く蘇芳さんに出会いました。情報は得られませんでしたが、幼いながらに恐怖を隠し国のために戦う蘇芳さんの姿に、探していた答えを得られたような、満たされた気持ちを頂きました。三つ目以降は数年程時間の開きがあります。
「なあ、おまえ樹鬼って種族の血を引くんだってな。ちょっと話を…うわっ、怪しい者じゃねーし!敵でもねーし!ま、待て落ち着け!」
「…土産持ってきた。翡翠の名産で、マリモ焼きって菓子。気に入ったなら、また持ってきてやるよ。なんでまた来たのかって?おまえ、なんかちょっとほっとけねーから」
「戦争とか、国のこととか、まだあんまり考えてねーけど、戦うのは前よりも怖くねーんだ。もっと強くなる。蘇芳のこと、護りてーから……………って、見んな!もう二度と言わねぇ!」
(第5期開始前)
戦争も、荒事も、嫌いだ。この翡翠ノ国にも、特別つよい執着があるわけではない。そのはずだった。
それでも、崩れゆくかつての故国に足を運び、幾度も幾度も、逃げ遅れた民を誘導し、国と心中を望む兵に説得を試みる。
―――天藍では、妻と子供が待っている。あまり長居はできない。
生きて必ず帰ると約束しているのだから。
けれど一人でも多く、一人でも、と、切り上げどころを見誤った。おろかだった。
身体が動かない。足に受けた傷は存外深く、そこから瞬く間に結晶化が進んでいるのが解った。
己の死よりもおそろしいのは、愛する人の命も奪ってしまうことだ。
側にいて護ると誓ったのに、約束を違えて恨むだろうか。
だけど、君と出会ってしまったから。怖くても強くなれたのだ。
こうして誰かのために、戦うことが出来るようにまで。
「だから、いい人生だった…ありがとう蘇芳……許せ」
妻と子供達の笑顔が、脳裏に浮かんで消えていった。
2014-09-03 05:22:07 +0000