イクチオヴェナトル(Ichthyovenator laosensis)は2010年にラオスで発見されたスピノサウルス類で、2012年に『ラオスの魚狩人』と言う名前が与えられました。アジアで名付けられたスピノサウルス類では2番目です。白亜紀前期のアプト期(1億1300万~1億2500万年前くらい)に生息していました。体長は不明瞭ですが7.5~9mと推測されています。本種では頭部が発見されていませんが、バリオニクスに近縁と言われているので、バリオニクスを参考にしました。本種最大の特徴は背中の帆で、骨盤の上で一度低くなって前後に二分されるという非常にユニークな形状をしています。同種を見分ける為だとか、交尾しやすい様にとか説がありますが、明確な役割は分かっていません。
2014-08-23 08:43:52 +0000