ACやMTの多くは陸戦用兵器であり、海付近でも施設沿い程度で海上での戦闘の機会というのは少なかった。その為AMIDAの応用兵器を作る会議でも海での活用はあまり話題に上らず、いい加減なものも多かった。
今回の記録はその中でも一番マトモと呼べるものだろう。
AMIDAを水面ギリギリで待機させ、近距離レーダーに反応したら飛び掛らせる…つまりAMIDAを跳ねる機雷として活用しようというものだ。
しかしこれには課題も多く、呼吸器、浮き、そして推進器が必要だった。
その為、実践試験は「新型特殊推進器」のテストの一環として行われた。AMIDAを持ち上げられるか、AMIDAの自爆に何処まで耐えれるかのテストだ。
結果としてはAMIDAを機雷にする事は成功し、AMIDAの酸による急激な温度上昇等でより大きな爆発が起こることも確認された。
だが、AMIDAの酸による海上汚染の被害は無差別であり、自分への被害も大きいと判断された為、上層部の判断により陸上への射出を可能にする案も出始めた本案はこれ以上進行することは無かった。
実践に用いた数も10機に満たず、現状ではワースト1位である。
2014-08-07 15:23:11 +0000