世代交代企画:六花奇譚【illust/41660556】に引き続き3期目失礼いたします。
「大地や水と共に生き、大地へ水として逝く。
…それだけが、僕たちの運命なんでしょうか?」
♢クランテ=プリュイ 性別:男 年齢:26歳 身長:180cm
♢武器:硝子如雨露のロッド
(硝子のロッドの如雨露側には聖水が入っており、水でできた生物や自身の防護壁を作り出す。
もう片方には亡くなった祖母と母の猛毒水となったものが入っており、これも危険ながらも武器として扱っている。)
♢人称:僕、君、~さん
♢水と光使いの魔術師の父と偽玉水族(通称:水に愛される者)の母との間に生まれた。
主に水の加護を利用した水魔法を使用。長期は出来ないものの、各国の地層や大地を巡っている。
父:レーヴさん【illust/44659516】翡翠ノ国/魔術師【カードポイント:20、ジョブレベル:3】
「いつまで経っても、父の知識に敵う気がしません。そう思いながら、旅を続けているんです」
母:ラヴァンダ=プリュイ【illust/44651602】 天藍ノ国/僧侶【カードポイント:20、ジョブレベル:3】
「僕よりも低い背丈になろうと、母はいつも微笑んでいました。…その真意がわかる日が、くるのでしょうか?」
「最後に彼女が教えてくれました。悲しみと幸せの意味を。」
‐status‐
カードポイント:50 ジョブレベル:9
‐skill‐
【水傀儡】水で立体を形成し操る。
【水幻想】聖水の力を借り、触れた化石の夢・歴史を水で立体化する。
【以愛制毒】死後、無色透明の猛毒水となる。心から愛する者にその毒は効かない。
●8/25 いつまでも隣で守り続けたい、麗しく優しいお嫁様ができました♡
翡翠の国 イレウ・トムリスさん【illust/45082617】
「美しいだけじゃなくとても美味しいんですね、イレウの葉は。…おかわり貰えますか?」
「イレウのように姿も心も綺麗で、会うだけで心が安らぎ、そして美味しい紅茶を淹れられる人は他にいませんよ。
…僕だってこの4つの国中探したんです、これほど愛せる人を。」
「ねぇ、イレウ。僕がただ紅茶を飲むためだけに、足しげく会いにくるわけないじゃないですか。
僕はただ、1秒でも長く君と一緒にいたいんです。…この願い、叶えてくれますか?」
【後日談】
婚姻と共に翡翠の国へ移住。その際に母から密かに継いだベルニの姓を名乗り始める。
天藍の呪いからは解かれたものの、以前のように他国を転々とする旅は減り始めていた。
心から愛する者ができ、心から大切なものが増えていったからである。
-------------------
翡翠の国に、流星が降り注いだ。
残酷に煌めく森を背に、妻と子どもには他国の国境まで逃げるよう伝えた。
逃げ惑う人々には目も移さず、1人でとある場所へと駆け出していく。
――――数十年前、イレウの母へと罰を与えた神獣の住処。
此処にいる神獣をこの手で屠らない限り、罪を継いだ3人はこの終わりを迎える国から出ることは叶わない。
ケントもウルリカもまだ幼く、イレウにも広い世界の大地を踏んで生きて欲しい。
神獣との苦闘の末、クランテにある最終手段が浮かんだ。
この傷でこれ以上戦うのは難しいが、相討ちなら簡単な事。
なんだ、種族の呪いも案外悪くない。そう思い相手の渾身の一撃を待った。
・・・脳裏に最愛の顔が浮かんだ刹那、瞳に映ったのもまた彼女であった。
「…ッ!イレウ…君はやっとこれから自由になれるんですよ?…逃げて下さい。」
「…先にずっと傍にいたいと言ったのも、僕でしたね。…いつだって我儘を言うのは僕のほうだ。
ええ、こんな時でさえ会いたかったです。願い…叶えてくれてありがとう。」
「…本当に綺麗な国ですね。ねぇイレウ、君の声をもっと聴かせてくれませんか。
ずっと此処で、僕の為だけに聴かせて欲しいんです。…『君の物語』を。」
神獣の亡骸と重なった3つの影。やがて1つが水に変わり、愛する人の手の中で水晶となった。
結晶が輝く森の中、まるで誰かの幸せを願うように、今も輝き続けている。
娘:ウルリカちゃん【illust/45855488】
「ウルリカ、もし…もし万が一父様や母様達より大切な人が出来たのならこう伝えて下さい。
『ウルを幸せにしないと、たとえ黄泉からだって父様が天誅を加える 』と。…どんなに離れても、ずっと君を想っていますよ」
息子:ケント【illust/45891633】
「母や祖母の遺水の全てはケントに譲りましょう。
けど、僕の身だけは最期まで一片も子孫にはくれてやりません。…母様とウルリカの次に、君だって愛していましたよ。」
「2人とも、安心しなさい。天藍の国だって、きっと良い所ですよ。
なにせ、この父様が育った地なのですから。…愛しい人の傍には、劣るかもしれませんが。」
◆婚姻その他関係や質問等、お気軽にご連絡ください。既知関係はご自由にどうぞ。
2014-07-31 16:41:16 +0000