省線初の大型鋼製電車

うきは

国鉄40系電車は1932年から42年にかけて製造された
20m3ドア鋼製車体の旧型電車である
当時の鉄道省としては、初めての20m級電動車であった
両運転台制御電動車、片運転台制御電動車、片運転台制御車、郵便荷物合造制御車等、7形式400両余りが東京、大阪地区に投入された
東京、大阪地区標準型として設計されたが、
11年の長きに渡り大量に生産されたため年次によって細かな設計変更や後年の改造を含め多数のバリエーションが存在する
戦前型ながらまだ戦時色の影響の少ない時期に製造された固体も多数あり、
状態も良くロングシートとはいえ3ドアで使いやすかったこともあいまって、
旧型国電使用の終焉まで使用され続けた
最末期は宇部線小野田線で多数が使用されたほか、旧型国電の聖地であった飯田線で最後の活躍をしたグループもあった
国鉄民営化の際には事業用(職員輸送用)として残っていた国府津電車区のクモハ40054がイベント用として継承された
同様に一旦除籍されていたクモハ40074も復籍され、同形式異形態2両による動態保存がなされたが、
2000年の京福電鉄の衝突事故を受け、ブレーキの多重化が出来ない本車は運行を停止した
現在074はさいたまの鉄道博物館に、054は青梅鉄道公園で静態保存されている

閑話休題
久々に電車を描きたくなって、リハビリがてらシルヘッーダーのごつい釣り掛け電車を描いてみた
プロトタイプを辿るのが非常に難しいタイプの電車群なので、イラストも概ね標準的な装備で描いてみた
シルヘッダー付きの電車描くのは楽しいが、いかんせん肩が凝る歳になってきたねw

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2014-07-19 13:36:29 +0000