アブロ・シャクルトン/Avro Shackleton AEW.2

Schneider

私事で恐縮ですが、今月でPixivをはじめてから3年となりました。
この3周年を祝ってといいますか、とりあえずそういうことで
個人的に思い入れのあるイギリスの早期警戒機であるシャクルトンAEW.2を
描いたものが本作です。またあらためてこれからもよろしくお願いします。

 実機はイギリス・アブロ社が開発製造した対潜哨戒機で、
第二次大戦においてイギリス空軍の主力重爆撃機であった
アブロ・ランカスターの発展型であるリンカーンを基にして
設計され、4基のエンジンと2重反転プロペラを有しています。
アイルランド出身の極地探検家、アーネスト・シャクルトンの
名を取り「シャクルトン」と命名されて1949年に初飛行、
イギリス空軍で1951年から対潜哨戒、捜索救難任務に従事しました。

1972年にその生産型でありシャクルトンの決定版ともいわれる、
シャクルトンMR.2に英海軍のガネット早期警戒機のレーダーを
取り付けたAEW.2が登場、1991年、ボーイングE-3セントリーと
交代して退役するまで早期警戒任務に従事しました。

また、南アフリカ空軍でも1957年から8機の
シャクルトンMR.3が対潜哨戒任務に従事しましたが、南アフリカの
人種差別主義政策に対するイギリスの武器禁輸措置・経済制裁によって
同機のスペア部品やエンジンの確保ができなくなり、1984年に8機
すべてが退役しました。

運用国のイギリスと南アフリカには地上展示機
(一部にエンジン稼働や地上滑走ができるものがある)が現存するほか、
エイステールプラート南アフリカ空軍基地には1957年から84年の間、
対潜哨戒任務に従事した8機のうちの1機が飛行可能な状態でおり、
これが世界唯一の飛行可能なシャクルトンであるものの、現在は
シャクルトンの操縦・飛行資格を有する乗員がいないため
飛行できないとされています。

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2014-07-03 10:03:20 +0000