「この左手の薔薇が大切な記憶を奪うなら、この右手は想いを奏でよう
この荊が誰かを傷つけるのなら、この歌声は癒しを祈ろう
―喩えこの調が東雲に光のように一時の救いでしかなくとも、この唇で詩を紡ごう―…」
「私は願う―いつの日か、私だけの大切な人の為に唄う薔薇になれる日を。
荊を纏った"Mossrose(小さき薔薇)"を愛して下さる君と出会う日を。――あの日出逢った、父と母のように―…」
「ん?あ、これ? ふふっこの角の飾りは兄様とお揃いなの。父様の形見なんだ―…
―ああ!ごめんね!暗い表情しないでね! 私と兄様の繋がりで大切なものだから、悲しくなんてないんだよ」
✾Mossrose(モスローズ)
性別:女 年齢:16歳 身長:153cm 職業:魔術師 武器:荊、薔薇、唄
一人称:私 二人称:君、名前呼び捨て
蒼玉ノ国に蒼い古薔薇と角のある亜人の間に咲いた小さな東雲色の古薔薇の魔術師。
母の血族は代々身体の何処かに薔薇を咲かせ、他者が触れると激しい痛みを与える鋭い荊を纏っている。
左半身に刻まれた白い荊の刻印は触れた者に痛みを奔らせてしまう為、誰かと触れ合う事を避けている。
しかし、彼女は我が身の定めを悲観しない。
愛をたくさん受けて育った小さな薔薇は、この身に授けてくれたたくさんの愛を心に宿し、傷つき嘆く者へ東雲の光のようにやわらかな安らぎを唄う。
紡ぐ言葉に祈りを込めて、唄う詩に優しさと癒しをのせて、弦の調べを奏でよう―…
いつの日か、大切な君だけの薔薇になれる日を願いながら…
十年前父の死を目の当たりにするが、幼かった故にその日の記憶はあまりない。
ただ、今にも枯れてしまいそうな程母が涙した事だけは強く印象に残っている。
その悲しみに涙した夜もあったが、今でも尚父の温かくて優しい掌を、その手で撫でて貰える事が嬉しかった事を。
そして、心から愛してくれていた事を深く憶えており、父への愛が変わる事はなかった。故に父を嫌う兄を少し寂しく思う。
また、兄の職業が父と同じである為、いつ父と同じ道を辿るとも知れないと気にかけており、たまに会っては共に音楽を奏でるひと時に何よりの安らぎを感じている。―いつか兄も父を愛してくれたらと、心から願っている。
父が亡くなった後も兄と自分を育て愛しんでくれた母を尊敬し、変わることなく父を愛し続けている女でもある姿に、自分も大切な誰かと出会えたらと密かに願っている。
✾family
父:ルディクエルト・サフさん【illust/43820586】所属国:蒼玉ノ国/職業:諜報員/cardP:5/jobLv:1
「不思議なんだ…こうして弦を奏でていると父様が側に居てくれるような気がする…
たくさんたくさん愛してくれた事を思い出すんだ―…」
母:オールドローズ【illust/43821426】所属国:翡翠ノ国/職業:魔術師/cardP:5/jobLv:1
「あの日どうして母様が泣いているのか分からなかったけど、今なら理解る―…
父様の事今でも好き?って聞いた時のあの優しい眼差しを私は生涯忘れないだろう」
兄:イザクエルト・オールドローズ【illust/44425498】所属国:蒼玉ノ国/職業:諜報員/cardP:20/jobLv:3
「兄様はね、とっても優しいんだ。父様の事になるとちょっと怖い表情をなさるけど、母様と私の事ずっと護ってくれたんだよ。
ふふ―父様みたいに、ね (今のは兄様には内緒ね)」
【追記7/2】とっても素敵な旦那様とご縁を結ばせて頂きました
✾蒼玉ノ国 ヴェントマーレさん【illust/44424945】
「こんにちは、またお会い出来ましたね。この前の怪我の具合はどうですか?あまり無理をしてはダメですよ?
あ、そう言えば!さっきそこの街道を歩いていたら新芽が芽吹いていたんですよ。
陽射しもだんだんポカポカして来て春ももうすぐですネ――…行っちゃった…(―今度はお話出来るかな…)
「何度も、何度も、その背を見送ってきた筈なのに―どうしてかな…君の背を見つめるのがこんなにも辛い…
次はいつ君に会える?―ううん、もし"次"がなかったら…?
『行かないで』って伝えたいのに、荊を纏うこの手が君の手を掴むことなく空を彷徨う。
ねぇ、君は何を見つめているの―?傷ついて痛みを負ってそれでも尚、君は何処へ向かうの?
ヴェントマーレ、私は―君の観る"世界"が知りたいよ―…」
「ふふっそんな風に触れられたらくすぐったいよ―ねぇ、ヴェント次は何を唄おうか?
この歌声も、この弦の調も、私の想いも―君だけのものだよ―…」
(―君の為に春を謳おう、喩え千年の雪に閉ざされても―…)」
✾best friend
ルディさんと古くから親交のあるアオキスさんのお嬢さんで、笑顔が眩いとっても可憐な幼馴染さん
蒼玉ノ国:アマリエ・ルナスティさん【illust/44424000】
「ア、アマリエ!そんな風に抱き着いたら怪我しちゃうよ…!
もう、君はいつも無茶ばかりするんだから―でも、こんな風に接してくれるのは君だけだよ…
それじゃあ、今日は大好きな幼馴染の為に歌おうか。君のように眩く輝く星々の唄を―」
✾status
蒼玉ノ国 jobLv【3】 cardP【20】
✾skill
【吟遊楽士】 父から受け継いだ楽士の才。幼き日父に教え乞うた弦の調べを奏でながら、彼女は唄う。
その歌声は優しく、紡ぐ言葉は聴き手の心を癒すだろう。
【東雲ノ花葬歌】 本来は悲愴な念を野薔薇へと咲かす魔術。
父の才覚を受け継いだ事により朽ちた躯や迷える霊魂のみならず、生者の傷をも癒す。
彼女が唄うと春が訪れ、樹々は萌え、小さな東雲色の薔薇が大地一面に咲き誇る。
【忘却ノ古薔薇】 母の血筋に代々咲いている薔薇。本来蒼の薔薇であったが、混血種となり東雲色の薔薇を宿した。
彼女の場合左腕に咲いている。
鋭い荊は彼女を護るように生茂り、美しい花弁は口に含むとその人にとって一番大切な記憶を失ってしまう。
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✾素敵な企画様:六花奇譚【illust/41660556】に引き続き第2期も参加させて頂きます。
婚姻は同国・他国問いません。お友達等の関係も募集しておりますので、お気軽にメッセもしくはツイッタ―からお気軽にどうぞ! 婚姻申請のお返事には少々お時間を頂く事もあるかと思いますが、3日以内にはお返事させて頂きます。
何か不備や問題等御座いましたら、お手数ですがご指摘頂けると幸いです。
※キャプション随時更新
2014-06-30 17:07:50 +0000