固定武装を装備しない単発複座戦闘機という非常に珍しい形態で登場したのがデファイアントになります。
本機の最大の特徴は背面に搭載した4連装旋回銃塔で武装はこの4連装のみです。この銃塔は側面、後方、上方という通常の戦闘機では攻撃不可能な位置への攻撃を可能にする(逆に前方には攻撃できない)画期的な装備となるはずでしたが航空機が高速化したWW2において戦闘飛行中に敵機に命中弾を与えるのは非常に難しいものでした。
旋回銃塔を搭載したことにより重量が増加し運動性能の不足した本機は軽快な敵機の的として多数を失うこととなり早々に夜間任務に回されてしまいました。
銃塔は射手が脱出する際、銃塔を機首側に旋回させ後部ハッチを開け、持ち込んだパラシュートを装着してから脱出するという非常に危険な装備でした。
2014-06-02 14:24:44 +0000