*さて、本日の短時間挑戦は列車で御座います。
御覧の通り全身銀無垢に輝く独特のお顔を持った車輌。
背景込みと言う事も相まって、お時間は41分という結果に。
*本日の列車は相模鉄道の7000系電車で御座います。
唯、こちらは二種類御座いまして、旧車輌、新車両共に同じ名前を持っているのだとか。
そして、本日の車輌は旧7000系電車で御座います。
1975年から85年まで製造された相模鉄道の通勤電車。
11次にわたり合計80両が製造されたのだとか。
ちなみに、新7000系は86年から89年と短期間しか製造されなかったようです。
60年代相模鉄道、相鉄では旧6000系のアルミ試作車を製造し、鋼鉄製の同型よりも4.5トン軽量化に成功。
70年代、2000系、5000系もまたアルミ製車体に載せ替えることで性能を落とすことなく大型化に成功を果たしました。
このことにより、軽量製に優れるアルミ製車体の新型として産み出されたのが7000系で御座います。
そして、次期主力として、最初から全車両冷房完備だったそうです。
面白いのは冷房完備であったにも関わらず扇風機も天井扇風機も装備していた様で運転手さんがメインスイッチを入れると後はお客様がスイッチを入れるだけで扇風機が回るのだそうです。
後、列車では珍しく客室窓がパワーウィンド方式なのだとか。
何でも、スイッチを押すと自動で窓が開いて行くシステム。
実は、映像でしか電車や列車を存じ上げないのですが、こう言った便利な物が実はあまり配備されていないと言う事にも驚かされますね。
先にも述べた2000、5000系よりも更に合理化、軽量化を図り車輌の上半分、客車などといった部分が3.6トンしか無く、相当な軽さを誇っているのだとか。
そして、動力搭載車で35トン、付随車輌で24トン程と、アルミに切り替えられた新6000系よりも更に5トン程軽量化に成功しております。
この車輌は運転に必要な機能を動力車に集中している事や先頭車両が編成数に対して多いと言う事で8両編成、10両編成という形で分けられるだけで、2000年以降も新旧関係なく柔軟に対応してきたのだとか。
唯、やはり新形式の車輌も生まれており、その車輌と置き換える形で順次廃車や退役となってきているのだとか。
そして、現在は8両編成のみ3本が運用されているのだそうです。
未だ未だこの車輌に出来て他の車輌では行っていないことも多々あるようですし、観光列車クラスではどんどん率先して導入して行くべきだと思うのですけれどねぇ。
*本日の撮影者さんは当然山犬さんと狼さんで御座います。
大都市圏であるとは申せ、住宅街近郊なので其処迄人の姿も無く、加えて隙間さんとオモイカネさんの作り出したシステムのお陰で人の意識に登らないだけでなく、番犬などにも全く反応されないとあってこの辺りであれば出歩くことも容易とのこと。
通勤電車という観光とは無縁の存在とは申せ、その独特の容姿は中々に面白味溢れ、且つ野心を感じさせる物で御座います。
速度も低速域なのでゆったりと落ち着いて撮影を行って帰途に就くお二人で御座いました。
ちなみにお土産はシュウマイだったご様子。
2014-05-21 11:27:11 +0000