「中型陸軍舟艇母艦として生まれた高津丸です。民間船籍ですが、徴用を前提とした設計で、対空兵装の砲座を織り込み積みなんです。でも南方ってあっつぃ~;」
唯一の中型上陸用舟艇母船
総トン数5000の中型陸軍上陸用舟艇母船として昭和19年に誕生した高津丸は南方への輸送に従事しましたが、船体構造は対氷構造となっていて、北方での使用を考慮した船でした。
と言っても時期が時期だけに普通の輸送船としての使用が多く、戦時竣工だったことからたびたび機関故障を引き起こしました。時には「煙が濃く焚火指導の必要有り」とまで言われます。
そんな高津丸ですが、多号輸送作戦に参加し、第4次輸送作戦で再びオルモック湾に突入、帰路に空襲を受けて戦没しました。
中型舟艇母艦と言う事で少々背の高さを変えてみました。
でも、元が元だけにガタイは良いですよ?
2014-05-18 14:21:59 +0000