黒い蝶が舞うその先 響く声に誘われて出会ったのは≪彼女≫だった
細い腕がこちらへ伸びて、その両手が彼の頬を撫でる。
ふわりと宙を舞う≪彼女≫の目にはいつもの花はなかった。
代わりに≪翡翠の瞳≫が彼を静かに見つめる。
何かを待つ≪彼女≫をみて ふいに口が動いて音を出す
「リナト―――」
名を呼ばれた≪リナト≫は小さく微笑んみ、その頬を包んだ指先で薄紅色の彼の瞳を抉った
目を覚ました≪彼≫は何かを落としたように変な顔をしていた。
≪彼女≫はもうこない。抉られた瞳に手を当てたが、瞳は潰れることなく其処にあった。
≪翡翠の瞳≫が≪彼≫の元へ戻ってしまった。
自分が徐々にリナトでなくなっていくのがわかった。
ニアラシャを探して起き上がった視界の端で、あの黒い蝶が舞っていた。
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>>>>まだ寝てた<<<<
夢の続きです→【illust/43210711】
これ以降のリナトの瞳は薄紅色から≪翡翠≫になります
まあ細かいことは気にしない☆
リナト と呼ばれると少し苦い顔をしますが基本的にはいつも通りです。
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名前だけお借りしたニアラシャちゃん【illust/41855283】
おめめぐーーーりぐーーーr「痛いよ!!!!!!!!」【illust/41864988】
2014-05-02 15:04:29 +0000