森の中でふと見つけた、淡い輝きを放つ翠光の石。
「この宝石……確かユグドラシルの通行証、だったか?」
戦の前に伝え聞いた、幻視の御子と樹上僧院との話が脳裏に浮かぶ。
聖樹ユグドラシルは、現状のままでは戦乱の邪気にあてられ、枯れて果ててしまうと。
それを防ぐためには、ユグドラシルそのものを浮上させる必要がある、と。
「こうして通行証を設置しているということは、浮上させるのはもはや決定事項というわけか。
私には大したことはできんが……
せめて敵の目が通行証に向かんよう、せいぜい派手に立ち回るとしようか。」
ひとりごち、彼女は再度、森の奥へと突き進む。
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出演
ユグドラシル樹上僧院
グレンツェン院長【illust/41855183】
オーウェン副院長【illust/41855177】
ミラージュアイズ教会騎士団
幻視の御子カナティアさん【illust/41855051】
うちの団長【illust/41859006】出陣直後の一幕
企画元さま pixivファンタジア Fallen Kings【illust/41854317】
第3章「闇の王」【illust/42768378】
運営ギルド:フリージア彩華騎士団【illust/41858954】
イベント便乗:聖樹飛翔【illust/42861779】
⇒ユグドラシルの実情は事前情報としてある程度知らされている、ということでしたので。
イベント参加にかこつけた、ファンアート的な一枚。
イラスト的にはこの章の最初期段階、出発直後の時間軸を想定。
少しでも助力になれば幸いです。
2014-04-15 22:00:42 +0000