ボールトン・ポール「デファイアント.I 」戦闘機

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前方固定の武装を持たず、「大英帝国の至宝」多連装動力旋回銃座のみを装備した単発複座戦闘機。

軽快な単座機を操縦するパイロット自らが照準する前方固定銃に対して、本機のように、副座機の銃手が、自らの思い通りには動いてくれない自機と敵機の三次元的な動き合いの中、旋回銃で敵機に命中弾を与えることは非常に難しいことだった。

昼間戦闘機としては馬脚を現してしまった本機は、1941年、マーリン20エンジン(1,280hp)に換装し、AI.Mk.4レーダーを装備した型が作られ、夜戦としていくらかの役割を果たすようになった。
しかし、1942年になると戦闘任務から外され、救助や練習機、そして、第一線からリタイアした大英帝国機の王道たる標的曳航機として余生を送った。

本機の苦闘は、草食恐竜のステゴサウルスが、尻尾のスパイクを振り回し、戦いのエキスパートのアロサウルスの群れに殺し合いを挑むようなものだったのかもしれない。

イラスト館たま、
http://tamah.web.fc2.com/il.html

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2014-03-21 17:28:43 +0000