<さっちゃん>日本へ行く~U-511(さつき1号)

天羽

久々に読んだ『深海の使者』(吉村昭 著)で制作意欲がわいたので、擬人化した仮称<さつき一号>こと<U-511>を再整備しました。Uボートを量産してインド洋の通商破壊戦を希望するドイツは、その見本として<U-511>と<U-1224>を寄贈した。<U-1224>は日本海軍乗員によって回航されることになったが、<U-511>は実践経験豊富なシュネーヴィント中尉とその乗員によって回航が準備された。フネには日本海軍垂涎のダイムラーベンツ内火発動機などとともに、野村直邦海軍中将が乗艦して帰国することになった。このとき、日本の外務省は誤信の多いドイツからの暗号電報に代えて、一般の国際電話(無論連合国が盗聴している)で駐独大使館と情報伝達する、という離れ業を行った。日本でも難解な方言である薩摩言葉を早口で話すことで盗聴者の混乱を図ったのである。目論見どおり、連合国は<U-511>の日本回航まで解読できず、この作戦は成功している。整備した絵は野村中将(暗号名<吉利の親父>)の出航を確認した会話と東大西洋を潜航する<U-511>擬人化画像である。ちなみに、擬人化した<U-511>こと<さつき一号>は、航海中に野村中将(薩摩人)からみっちりと日本語を教えられたので、流暢な薩摩言葉を話すという設定を考えたのですが、いかかでしょうか?

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2014-03-02 04:59:41 +0000