その悪魔は心に世界を持っていた。
彼は己の心の世界にある物を、己の外に持ち出せた。そして彼は心の世界を夢に見た。
彼の世界は、赤い空と、殺しの道具の散らばる一面の平原と、襲い来る黒い化け物の世界。
彼は剣を出せた。槍を出せた。斧を出せた。槌を出せた。銃を出せた。弓を出せた。針を出せた。糸を出せた。
皆一様に真っ黒な、鉄でも鋼でもない得体の知れない金属で出来た、誰かを害するためのもの。
――彼は今日も夢を見る。真っ赤な空の下で、殺しの道具を手に、化け物を屠るだけのつまらない夢を。
「いやまあ、そんなのどうだっていいんです。今の俺にはンなことより、晩飯どうするかの方が重要ですよ」
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イライジャ(Elijah) / 男 / 悪魔 / 元殺し屋・現傭兵 / 外見年齢18歳 / 178cm / 俺・アンタ・ほぼ呼び捨て
非常に高い殺傷技術を有する青年。タフネス、運動神経、器用さ、五感等に著しく優れる。学は全くなく、魔法は一切使えない。
自分に殺しの技術を仕込んで道具として使っていた育て親兼師匠をうっかり殺せてしまって以来、これ幸いと自由を満喫している。
己の欲求に素直で好奇心旺盛。約束事に従順。基本的によいこだが、偏った環境で育ったため善悪の分別がイマイチな物騒系ド脳筋。
祖国への愛着も忠誠心もゼロで、雇われればどの国の誰の味方でもする。また、素の粗野な口調を隠すように、誰相手でも丁寧語。
様々な武器を虚空から取り出せる。自分が消そうと思うまで在り続けるので、出した武器を適当に他人に貸すことも多い。
なお、他者と「契約」することで能力を契約相手に共有させることも可能。現在、契約者はいない。
(4/11追記)現在の契約者はイクスフィーン【illust/41855784】。
ピチノワール【illust/41877724】という非常食を連れている。ごめん嘘ついた。相棒。概ねその時に食べたい鶏肉料理の名前で呼ぶ。
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■pixivファンタジアFallen Kings【illust/41854317】。今回もよろしくお願いします。キャプションはちょくちょく変更します。
■服装(全身)や喋り方サンプルなどの補足はこちら【illust/41877740】、契約についての詳細はこちら【illust/42774752】
■ゴルベイルのタグをつけていますが、あくまで今よく味方してるところ、という感じです。国問わず仲良く出来れば幸い。
■仕事の斡旋を求めてデザートローズ【illust/41855134】にお邪魔します。がっつり団員というよりたまに来る猫くらいの感じで。
■既知設定や武器庫扱いなど歓迎です。「◯◯の仇ーッ!」とか「貴様は私を殺した男……!」とかもお気軽に。雇い主も随時募集。
あくまで仕事として殺しをしているのであって、殺すの大好きな殺人鬼とかではないのでそこんとこだけよろしくお願いします。
※1章はデザートローズの指針に従って月詠川の戦い【青】に向かった後、個人的興味で死の谷の軍勢【赤】に移動しました。
※2章は骸ヶ原の挟撃【黄】に寄り道しつつ赤鎌城炎上【赤】に行きました。
※3章はアウラリベル団長から依頼を受けて【illust/42771392】幻惑の五公爵【赤】へ。
※最終章は参加タグこそ明と暗の宿敵【赤】ですが、戦場が近いのでどこにでも顔を出そうと思います。
2014-02-25 21:01:47 +0000