今日はドンメルとバクーダの生態と個体数の調査のため、112番道路にやってきた。今回の調査にはサポートとナビゲートにフエンジムのジムリーダー、アスナ氏に同行していただいている。
今の時期は、バクーダにとって子育ての時期にあたる。バクーダ達は火山を下り、草原で大規模な群れを形成しているはずだ。
草原地帯を歩いていると、遠くの方で広い範囲に煙が上がっているのを発見した。するとアスナ氏は歩を止め、その場で屈むように促した、バクーダは興奮すると骨でできた背中のコブからマグマを噴出させ、威嚇や攻撃をする習性をもっている、あの煙がバクーダの噴火による噴煙であった場合、近づくのは非常に危険だ。
双眼鏡で窺ってみると、十頭近くからなる小規模な群れがいた。
バクーダの群れは、ドンメルと、雌のバクーダからなり、雄のバクーダは単独行動をする。子育て中の雌のバクーダが興奮するのは、外敵や雄のバクーダが近くにいる時だ。特に若い雄のバクーダは、交尾をするためにドンメルを殺そうとする。子供をなくした雌のバクーダは、また交尾ができる身体になるからだ。
しかし、群の近くにはそのような外敵は見えない、コブの噴煙も収まりつつある。どうやらすでに危機は去った後のようだった。
我々は用心をして、遠くから群れの観察をすることにした。
観察していると、ドンメルは絶えず草を食べているのに対し、バクーダはあまり草を食べていないことに気がついた。アスナ氏に尋ねてみると、ドンメルは体を大きくするため、そして体内にマグマを溜めている所為で見た目以上に重い体重を支えるために大量の食糧が必要だが、バクーダは体内のマグマの熱でエネルギーをまかなうことによって体格のわりにあまり食糧が必要でないのだという。
話をしているうちに群れが移動を開始した。この小さな群れについていけば、そのうち大きな群れに合流するだろう。
それにしても、火山の風上とはいえドンメルとバクーダの火山灰や煤の所為か、口の中がジャリジャリする。早くフエンタウンに戻って、温泉に入りながら今回の調査報告書の内容を熟考したいものだ。
■当たり前ですがこのキャプションのポケモンの生態は私の妄想で、実際のポケモンの生態についてはまだまだ謎ばかりです。
ジムリーダーが調査研究のお手伝いしてるのとてもいいよね。シロナさんも学者やし。
2014-02-09 10:27:37 +0000