NHKのドキュメンタリー「地球イチバン」「ヒマラヤのハニーハンター」の一場面をスケッチ。
年末に会社の人たちとイラスト展を画策しているのでリハビリも兼ねて描く。
この人は80メートルの断崖絶壁にある蜂の巣を採取するチームリーダーの爺さん。
縄梯子と鎌にカゴつう素朴な道具で世界最大級のミツバチに挑む様は息を呑んだ。 刺されれば二日間は痛みで寝込むし、命綱もないように見える。
伝統を守るためだけではなく、村の貴重な現金収入と、村人の結束のため彼は体を張って蜂の巣狩りに挑むも、老衰からこれが最後と言っている。だが終わってみれば「酒を飲めばまたできるよ」と軽口を叩く。
顔に刻まれた深い皺。ピンと伸びた背筋。日に焼けた顔。張り付いた皮膚。
「カッコイイとはこういうことさ」と、どこかから聞こえてくる。
漢、かくあるべき! 爺萌え!
でした。
2014-01-26 15:10:46 +0000