元イーストランドの僧侶。腕も2本だった。酒肉女何でも喰らう破戒僧。それらと同じくらい好きなのが太鼓を叩くこと。祭りとなればどこへでも飛んで行き、頼まれてもいないバチ捌きを披露、結果的に喝采を浴びるのだが。こんな不良坊主がわが子のように面倒を見ていたミチという娘がいた。ミチは彼の叩く太鼓が大好きだった。もともと破天荒な彼がミチの存在で穏やかになったので、人々は『骨抜き坊主』とか『子守太鼓』などと馬鹿にしつつも皆二人を温かく見守っていた。しかしある日、彼が他所の町の祭りに乱入してる最中に寺に野盗がやってきた。野盗が彼の太鼓に手を出したのを止めようとしたミチは野盗の刃にかかって命を落とす。youはshock!!ちょうど帰ってきて惨劇を目の当たりにした彼の怒りは元の破天荒を通り越して修羅界まで到達してしまい、体さえも異形と化した。文字どおり修羅と化した彼は野盗達を惨殺しても歯止めがきかず、破壊をくりかえし、関係のない人々にまで被害が及んだ。しかし、遠くで聞こえる太鼓の音が消えかけた彼の自我に届く。それはミチの魂が鳴らしたのかも知れない。どうにか自我を取り戻しつつあったのだが、すでに彼は多くのものを破壊しつくしていた。追われる身となった彼は何度も死のうと思ったが、その度にあの音が聞こえた。ミチの好きだった太鼓…。生きてやろうじゃないか。とりあえずは新天地をめざすか。■そんな割には凶悪な太鼓なんだけどね(笑)。鼓舞すんぞオラ!!ヴァルヴァニア頑張れ!!
2008-02-08 10:49:32 +0000