古淵工機10@RSPI作者？小田急電鉄2000形(Ⅱ)：
1995年より投入された通勤形電車で、老朽化した2600形(illust/40048147)および
初代4000形(illust/40447356)の置き換えを目的とした。
車体は1000形(illust/20550412)を基本としつつも、同系列のワイドドア車である1500・1700形の反省から
開口有効幅を1600mm(運転台背後の扉は1300mm)に縮小し座席定員の増加を図っている。
また車椅子スペースの設置や、扉間隔の均等化などから先頭車両の全長は1000形に対し150mm長くなっている。
登場当時より8両の固定編成を組んでおり、おもに各駅停車や区間準急で使用されているが、
編成内での車両番号に欠番が生じており、これは将来的に電動車と付随車をそれぞれ
1両ずつ増結して10両編成としたうえで地下鉄千代田線への直通運用に充てるためであった。
実際、運転台には営団(→東京メトロ)線内での保安装置であるCS-ATCの取り付け準備工事がなされていた。
結局この計画は幻に終わり、2000形はついに地下鉄直通の目的を達成できなかったが、
各停用としては申し分ない性能を持っていたため、同じ8両編成を組んでいた2600形の駆逐にはもってこいの車両だったわけである。
2007年より保安装置・内装の更新を実施。
2012年には2051Fおよび2052Fの帯色が2代目4000形(illust/23887199)と同じインペリアルブルーに貼り替えられた。
2014-01-03 12:39:35 +0000