むらむら「・・・体が動けないわ・・・・。おかしいな、舟幽霊の私が溺れているなんて・・・。」
むらむら「不思議と苦しくない。ずっと、ずっと昔の時は、苦しかったのに・・・」
むらむら「・・・ヲ級ちゃん達に何にも出来なかったな・・・生者への怨みから開放して、別の生き方をヲ級ちゃん達に示したかった・・・。だって、私が、そうだったもの・・・」
『ぬえっちょ「あいつらとお前は違うぬえよ?」』
むらむら「・・・そうね」
『ぬえっちょ「聖の真似事をしたいならやめとけぬえ」』
むらむら「・・・うん」
『ぬえっちょ「そんな事あいつらは望んでないだろうし、お前の考えが簡単にあいつらに伝わるとは限らないぬえよ」』
むらむら「結局は私が自分の生き方を肯定したかったから、ヲ級ちゃん達に自分を重ねていただけだったかも。私とヲ級ちゃんとリ級とチ級。それぞれ違うもの」
むらむら「・・・はあ・・・私、馬鹿みたい。本当にアホらしいや・・・。本当に」
むらむら「・・・ん・・・もうなんかぼんやりしてきたよ。体の感覚もよくわからないし・・・そういえば、幽霊は、この世にしがみつく意思がなければ、成仏してしまう・・・って聞いた事あるな・・・・そうね、今私すごくがっかりしてるもの・・・。・・・生き方を否定されちゃった・・・みたいな・・・」
むらむら「・・・ごめんね、ぬえ。あんたの言うとおりだったわ・・・。でも、もう私駄目みたいだから・・・ごめんね・・・・ごめん・・・ね」
2013-12-06 14:51:14 +0000