「息をするのにあれこれ考えないでしょ?僕にとって殺すっていうのはそういうこと」
「朽ちるのも艶めかしいけど、真っ赤な血飛沫が撒き散るのも感じちゃうよねぇ、ゾクゾクするよ」
「ねえ、ちゃんと最期まで醜悪で淫靡な声をあげて、僕を楽しませて」
▽素敵な勇者様と宿命を結ばせて頂きました。
カイ・リュウールさん【illust/40058924】
「そんなに僕を殺したい?気が合うね、僕もキミを殺すのにうずうずして血が沸騰しそう!」
「憎しみいっぱいで、一途だねぇキミは。僕が壊さなくってもキミは壊れていってるみたいだ。――…それってなんかすごく苛々するよね、勝手に壊れないでくれる?」
「僕は世界を破壊するだけの存在だけど、永く魔王をやってたら思うことだってあるんだよね。キミには解らないかな――うん、知ってる。だから僕がキミを殺してあげる」
「もう壊すものなくなったね、だから僕も“終わり”だ。
さあカイ、始めようか、キミが最後に (僕を壊すんだよ) (僕に壊されるんだよ) ―――」
▼ゼゼ/男/十代後半の容姿/170cm/僕/魔王
人がいたら殺す。
動物がいたら殺す。
村があったら潰す。
山があったら朽ちさせる。
川があったら腐らせる。
笑顔で楽しそうにすべてを壊す。
無慈悲で残虐な破壊王。
強大な魔力で宙を飛び、対物対人を破壊・殺す系魔法なら何でも操る。
触れただけで対象はすべて朽ちる。人も草木も水も枯れ腐る。
そんな様に快楽と狂喜を感じる下種。だけど血飛沫って綺麗だから痛めつけるのも楽しいよねっていう外道。
自分の血が撒き散るのさえ気持ちいいと思う変態変人。
物理攻撃は一応防御魔法で防げますが、防ぐのは不意打ちの攻撃くらいで基本は防御より攻めたい。殺したい。
魔王であることに何の疑問も不便も寂しさも迷いも感じない。
自分は「そういう」存在であり、それ以上でもそれ以下でもない。ある意味機械的。
自分以外のすべては破壊対象であり、情とかない。勇者に対しては少しだけ寛容…かもしれない…。(時間をかけてなぶりたいだけ)
以前は人間だったらしい。外見年齢よりも長く生きている。
魔王になる前の記憶をなくしているらしいが、そんなことは当人にはまったくもってどうでもいい。
左手の薬指に金の指輪をしている。
根城や拠点はないので、世界中を気の向くままに飛び回っている。
自分の意思でどうこうできない空を浮遊するのが好き。(雲は接触できるので腐った雨が降る)
唯一ただ触れただけでは朽ちない勇者の血ってどんなに美麗で甘美かな、ってゾクゾクしてる。
▼Epilogue...
世界のすべてを朽ちらせる破壊王は、衰えてきた肉体と魔力を感じ、
世界の終焉を想い描き、そしてようやく気づく―――世界の終焉には自分が必要だが、自分の終焉には勇者が必要だ―――と。
勇者を殺したい欲求と、終焉に必要な勇者の力の存続の意思が、無慈悲だった魔王の血色の瞳を初めて揺るがせる。
勇者を殺そうとしては気が触れたかのように標的を変えてみせたり、笑みでない表情でただ見ていただけかと思えば残虐に血を求めた。
それは勇者の憎しみと怒りを増徴させ、そして魔王自身をも苛立たせ蝕んだ。
しかし破壊だけを存在意義として生存してきた魔王は、燻る葛藤を燃やし隠して、勇者を殺す意思を貫く。
――世界の終焉を迎え、生物は消え自然は零に返る…――
勇者は魔王の死を望み、魔王は勇者の死を望み、そしてそれは叶えられた。
血色の瞳に映る青は、唯一好きだと認識できた空の色。
その青い瞳には赤が滲み、透明な雫が溢れ、そして真っ赤に染まっていく。
――この感情は、遠い、遠い昔に感じたことが…あったような気がする――…と、
魔王は勇者の涙を拭い、夕暮れが世界を包むようにゆっくりと言葉を紡いだ…「ありがとう」。
――その後、とある世界でうまれた彼が氷のような美しい結晶を固く握りしめて生まれてきたのは、また別のおはなし…――
▼▼▼▼▼
腐れ外道な救いようのない魔王さんです。遠慮なく殺してくださいそして遠慮なく殺しにかかります…。
ハッピーになる予感がまったくしませんが、どんなエンドでもどんな関係でも、愛やら執着やらエログロやらは基本的にどれも大丈夫です。世界観は魔法さえ使えれば、後は色々打ち合わせして決められたらと思っています。なんとなくファンタジー系なイメージでしたが何でもOKです!勇者様に対しては比較的特別扱いかなぁと思います。
ベストの後ろはリボンがついています。ひらひら。
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素敵な殺し愛のご縁があればと思います(*´ω`*)どうぞよろしくお願い致します。
ご不明な点、問題等ありましたら、お手数ですがご一報下さい。
キャプション随時変更します。
企画元様 Pixiv救世主【illust/39939230】
2013-12-04 18:35:44 +0000